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パー4を3Wで抑えてワンオンも チャン・キムが持ち味発揮

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ3日目(24日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

ツアー屈指のパワーヒッターが、2年前の優勝大会で気を吐いた。首位に6打差の11位から出たチャン・キム(米国)が、9バーディ、1ボギー、この日のベストスコアに並ぶ「64」をマーク。通算13アンダーの2位タイに浮上して、首位の石川遼に3打差に迫った。

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コースは池が点在し、ホール幅も広い。距離があるパー5が続くことで「ロングヒッターが有利」と相性の良さを自負する得意コースだ。この日は4つのパー5すべてでバーディを奪い、パー5だけでもこの3日間で8アンダーを稼いだ。今季平均318.19ydを誇る飛距離のアドバンテージを存分に生かしてスコアに結びつけている。

この日は後半16番(パー3)から3連続バーディでしめくくり、首位争いに加わった。決勝ラウンドに入り282ydに設定された短いパー4(17番)では、「ドライバーで打つとグリーンを越えてしまう。3Wで抑えて打った」と悠々とワンオンに成功し、2パットのバーディを奪ってみせた。

背中痛と右手骨折により昨季の1年間を棒に振った。4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」では「距離は求めない」とビッグドライブへの意識は少なかった。それでも腰への負担を減らしたスイングが徐々にマッチし、「また飛距離が戻ってきた」という。現時点で年間3勝を挙げた2017年の平均飛距離(314.24yd)をこえており、再び飛距離へのこだわりも増してきたようだ。

最終日は「初めて回る」という石川との直接対決。「彼もパワーヒッターだし、マネジメント能力も高い。学びながらプレーできることが楽しみだよ」と27歳をたたえつつ、17年「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」以来の復活優勝を狙う。(北海道千歳市/塚田達也)

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2019年 長嶋茂雄招待セガサミーカップ



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