YouTuberとして活動を始めた頃を振り返って

2021年からYouTuber飯島茜としても活動している。始めたきっかけの一つは「ツアーに出場しなくなった飯島茜は今、何をしているのか？」とファンに言われることが多くなったため。そもそもメディアに出て話すことは苦手なのに、YouTubeで自分が何を伝えることができるのか分からなかった。正直なところ「ダメだったらいつでもやめよう」と軽い気持ちで始めた。選手時代は明確な目標を立ててあらゆる準備をしてきたが、YouTube撮影時にはあえて準備はほとんどしなかった。「自分の言葉で、感じたことや気持ちを素直に伝えてみよう」という思いで、カメラに向かって話し始めた。

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あるレッスン動画が420万回再生され、バズった。内容はこれまで自分が意識してきたスイングにまつわるテーマについて話したものだった。視聴者の多くが「あれ？飯島プロってこんなにラフな感じの人なんだ」「理論的でとても分かりやすい」といった印象を抱き、カメラ目線でほぼタメ口で語りかけるスタイルは新たなファンを生んだ。レッスン動画を投稿する際に気をつけているのは「できるだけ基本を伝える」こと。様々な情報が出回るSNSの時代に、迷えるゴルファーを一人でも少なくする、そんな新たな目標がYouTube活動によって生まれた。