ニュース

国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースが満載!

2015年8月のマンスリーゲスト 兼岩美奈

「Hot Shot with GDO」2015年8月のマンスリーゲストには兼岩美奈プロを迎え、全4回でお届けする。

1989年2月26日生まれ。岐阜県可児市出身で、小学5年生の時に、父親に何も知らされずに坂田塾に連れて行かれたことがきっかけで、ゴルフを始める。昨年、5回目のプロテスト挑戦で、最終18番ホールのチップインバーディを決めて劇的な合格を果たした。

<< 下に続く >>

第1回 「運命のチップインバーディ」

ラストチャンスのつもりで5回目のプロテストを受け、「失敗したら望みがない」と涙がにじんだ18番のティショット。バーディパットがきれいにど真ん中から入り、ぎりぎりで合格したが、少しでもずれてカップにけられていたら、プロゴルファーは諦めていただろう。

QTランキングは197位で、今年はステップ・アップ・ツアーが主戦場。暑さに弱く、毎年熱中症で倒れているので、今年は対策を万全に整えて夏場の試合に臨んでいる。

10歳のとき、「遊びに行くぞ!」と父親に誘われて、ウキウキして出かけた先が「坂田塾」だった。人見知りだった娘を心配してのことだったが、あまり熱中することなく、2年でゴルフから離れてしまった。

プロになってからは、自分の生き方に誇りをもてるようになった。LPGA新人研修では、パーティーでのマナーや、メディア対応の練習などを学び、日々さらに人として成長できるよう、考えながら過ごしている。

第2回 「焼肉と白いご飯」

大学を中退し、研修生で入ったゴルフ場に所属していた高山忠洋プロを師匠と仰ぐ。ラウンドレッスンや、試合で帯同キャディをすることでコースマネージメントを教わっている。

3年前から高山プロのチームでトレーニングに取り組んでおり、最初の1~2年は、朝から晩までひたすら走って基礎体力をつけることに集中した。手を抜くとすぐに見抜かれて「帰れ!」といわれるので、辛かったが諦めず、意地でもがんばった。

食べることは大好きだが、夏場は食欲がなくなり1試合で2キロくらい体重が落ちてしまうのが悩み。痩せると軸がぶれてスイングに影響するので、常にベスト体重をキープするよう心がけている。ラウンド中はゼリーや、アーモンドなど、体によくて食べやすいものを用意し、常に口にしている。

頭をつかって疲れたときには、チョコレートで糖分補給。焼肉と白いご飯が大好物で、毎日食べても飽きないくらいだ。

第3回 「クラブ選びは顔が命」

得意クラブはドライバーだが、飛距離アップが課題。まだプロとしての基礎ができていないので、ウェイトリフティングを取り入れたトレーニングで下半身を強化している。

クラブ選びは顔が命で、第一印象を大切にしており、ハンサムなヤマハインプレスRMXがお気に入り。高山忠洋師匠の教えで、自らグリップを交換するのがこだわりだ。

昔は全身ピンクで揃えるほどだったが、26歳になり、年齢的に落ち着いた水色などを選ぶようにしている。関東の試合では、東京での買い物を楽しみにしており、欲しいものはたくさんあるが、賞金を稼ぐまでは大好きなショッピングを我慢している。

悩みは寝たら忘れるおおらかな性格だが、ゴルフでは短気。ミスをしても自分の実力だと受け止めて、引きずらずに笑顔で前を進むように心がけている。

第4回 「師匠と一緒にオリンピック」

オフは完全な引きこもり生活を楽しんでいる。寝て、起きて、好きなものを食べて、映画を観る。怖がりなのにホラー映画が好きだが、最近はドキドキして眠れなくなってしまうので我慢している。

好きな男性は、合わせてくれるタイプ。マイペースなので、ダメなときにはしっかりと叱って、正しい道へとひっぱっていってくれる人が理想的。いつかは結婚をして家庭を持つのが夢だが、いまはゴルフだけを考えていたい。

まずはステップ・アップ・ツアーで一勝すること。そして、高山忠洋プロも代表選手を目指している2020年の東京オリンピックで、師匠と一緒に出場することが目標。

今までは、同じ場所をグルグルと回っていたことに気づき、同じミスを繰り返さず、一日一日少しでもいいので成長し続けることを常に考えている。自分の人生を豊かにして、成長させてくれたゴルフで成功して、応援してくれている人たちに早くいい報告をしたい。



あなたにおすすめ



ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!