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2017年4月のマンスリーゲスト 乗富結

「Hot Shot with GDO」2017年4月のマンスリーゲストには乗富結プロを迎え、全4回でお届けする。

1997年9月19日生まれの、東京都品川区出身。2017年の出場資格はQTランキング69位で、ステップアップツアーが主戦場となる。憧れはイ・ボミプロ、同級生の親友は永井花奈プロ。

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第1回 「即席ゴルフ部で全国5位!?」

昨年受けた初めてのプロテストでは、今まで経験したことのない緊張感を味わった。ショットは悪くなかったが、パットが決まらず、自分で自分を焦らせてしまった結果、「落ちちゃいました……、すみません」と反省。QTファイナルでは69位となり、今年は試合に出場しながらプロテストに再挑戦する。経験を生かし、自分を信じてプレーをしたい。

オフシーズンは師匠の井上透プロとアメリカのロサンゼルスで合宿をした。フレンドリーな人が多く、適当な雰囲気が気に入っている。ほぼ毎日外食で、肉料理ばかり食べていたので飽きてしまい、最終日に同部屋の仲間と、持っていったお味噌汁を食べたときの美味しさは格別だった。その後、同級生で親友の永井花奈プロの合宿に合流。

中学校のときに「団体戦に出たいから」と、校長先生に直談判して、永井選手と姉と3人だけの即席ゴルフ部を設立し、全国中学校ゴルフ選手権で団体5位になったのはいい思い出だ。

第2回 「父親の不純な動機」

10歳の頃、父親が「付き添いの親がタダで練習できる」と、ロッテ葛西のジュニアスクールに連れて行ってくれたのがゴルフを始めたきっかけ。パター練習の競争に勝つとロッテのお菓子がもらえたので、何がなんでも勝ちたかったのを覚えている。

中学3年生のときに、同級生の永井花奈選手が出場した「ヨネックスレディス」でキャディを務め、プロが戦う姿を目の当たりにして、「自分もロープの中でゴルフをしたい」とプロを意識し始めた。

推薦で千葉の拓殖大学紅陵高等学校に入学し、ゴルフ部に入った。成田美寿々選手が先輩で、いまでも同じ井上透プロの門下生としてレッスンで一緒になることがあるが、インパクトの音が鋭く、他の選手とは違うと感じる。憧れはイ・ボミ選手。一定のリズム、美しいスイング、ヘッドスピード、なにをとってもお手本になる。「超カワイイし、人柄もステキ!」と、ファンの一人としてトーナメント会場へ足を運ぶこともある。

第3回 「課題はパッティング、練習あるのみ」

ドライバーはテーラーメイドのグローレ、アイアンはヨネックス、ボールはキャロウェイのクロームソフトを使用しており、今は契約をせずに色々と試して自分に合う用具を探している。愛着を持てるものを長く使い続けたいタイプで、振ってみて自分の感覚に合って、ミスの許容範囲が大きいものが好みだ。

ドライバーが特に飛ぶ方ではないので、頭を使って攻めるところと守るところのメリハリをつけたい。師匠の井上透プロには、実際にラウンドをしながら、風があるときの攻め方や、悪いライからどのような球をイメージして打つのかなど、具体的な実践方法を教わっている。

今までは上手くいかないと焦って自分を追いつめてしまうことがあったが、昨年のファイナルQT では、周りをあまり意識せずに自分のプレーができるようになったと実感した。目下の課題はパッティングで球をきちんとコンタクトできるよう、練習あるのみだ。

第4回 「イ・ボミになりたい!」

父、母、姉の4人家族。姉は大学ゴルフ部に入ったが、アメリカに9か月留学し、環境が変わってやりたいことが見つかり、現在は就職活動中だ。

趣味は映画観賞で、先日飛行機の中でみた「Me Before You」という映画に感動した。順風満帆の人生だったエリートが事故で不自由になり、介護してもらう女性と触れ合ううちにお互いが成長していくストーリーだ。まくらを抱えて鼻水を出しながら泣いていたので、隣の人は驚いたことだろう。

周りには「変わっている」「変な人」と言われることが多いが、自覚は全くない。目の前のことに集中する傾向にあり、靴ひもを結んでいたり、服を着替えたりしているときに話しかけられても耳に入らず無視をしてしまうようだ。プレー中も人の影や、物音が気になったことがないので、ゴルフ向きかもしれない。成果をあげてこそ本物のプロなので、調子の波が無い、まさにイ・ボミ選手のような選手になることが目標だ。



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