「Hot Shot with GDO」2017年6月のマンスリーゲストには森井菖プロを迎え、全4回でお届けする。

1993年7月9日生まれで、大阪府東大阪出身。昨年、「受かって当然」と、挑んだプロテストに合格。2017年の出場資格はQTランキング34位で、一昨年のQTランキング17位に続き、レギュラーツアーをフル参戦する。

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第1回 「師匠はツアー8勝の山崎千佳代プロ」

レギュラーツアーへ初めてのフル参戦となった昨年は、休みを取らなくてはいけないとわかっていながら、結局プロテストと重なっている試合以外は全部出場し、終盤に疲れがたまってしまった。賞金を稼げておらず、追い込まれてしまったことが原因だったので、今シーズンは上手に休みながら結果をだしていきたい。

師匠はツアー8勝の山崎千佳代プロで、コースで難しいライの打ち方や、アプローチのバリエーションなど実践に役立つ教え方をしてくれる。今年の目標は、昨年一度も実現しなかった優勝争いを何度かして、シードを獲得すること。

今まではショットの練習ばかりしていたが、今年のオフは重点的にパットとアプローチの練習に励んだ。常に音楽をかけており、試合前は明るい曲、疲れているときは静かな曲を聴くことが多い。ここ3年くらい毎日一度は必ず聞くほど大好きな曲は、ケツメイシの「バラード」だ。

第2回 「大事故で左手を負傷」

8歳のときに、父親に始めたいとお願いしたのがゴルフを始めたきっかけ。条件は、「プロを目指して、プロになるまでやめないと約束すること」。ゴルフ好きだった父親は、娘が始めると同時に止めて、コーチに専念。中学を卒業するまでに全国大会で3位以内に入らないとゴルフを辞めなくてはいけない約束だったが、3年生で出場した日本ジュニアゴルフ選手権で、渡邉彩香に次ぐ2位フィニッシュ。ぎりぎりでゴルフを続けることができた。

日本女子アマの練習ラウンドの帰りに、雨が降る高速のカーブで対向車がスリップして衝突され、3回転をして止まる大事故に合った。左手首を負傷し、握力も10くらい落ちたが、自分にはゴルフしかないと奮起し、痛く、辛いリハビリに耐えた。大阪学院高校を卒業したが、プロテストを受験する状態ではなかったので、大阪学院大学へ進学し、更なる経験をつんでプロを目指すことを決意した。

第3回 「大好きなロサーセンとウェア契約！」

中学3年生の頃から、クラブとボールはブリヂストンだが、今年のオフに色々なメーカーのクラブを試してみて、ユーティリティはピンとオノフ、ウェッジはタイトリストを選んだ。得意クラブはウェッジで、とくに50～60ヤードの距離ではどこに落としてどうやって寄せるかを考えるのが好き。最近はレギュラーツアーの難しいセッティングで悩むことが多いが、51度、57度、60度の3本を入れて技を磨いている。

今年から、昔から大好きで買っていた「ロサーセン」とウェア契約をして、お気に入りのコーディネートで試合にいくのが楽しみな毎日だ。普段の洋服もゴルフウェアもシンプルなデザインが好みで、黒、白、紺などのモノトーンが多い。まわりには明るい色が似合うと言われるので、ゴルフ場では黄色や水色など、ちょっと派手な色にチャレンジしたい。バイザーを被るとビールの売り子みたいになっちゃうので、断然キャップ派だ。

第4回 「QT35位以内の約束で手に入れた宝物」

5人兄弟の末っ子で、上は全員お兄さんで、一番上とは18歳の年の差だ。怒られたこともないし、みんな優しくて、なんでも言うことを聞いてくれるのでわがままのし放題。早く結婚をしたい願望はあるが、ゴルフを続けさせてくれて、自分のしたいことに何も口出しせず、なんでも許してくれる旦那さんを見つけるのは至難の業だ。

趣味は体を動かすことで、友達とバスケットやテニス、バトミントンなどでよく遊んでいる。チームスポーツでみんなと練習をして、感動を共有することに憧れるが、わがまますぎて受け入れてもらえないから、結局ゴルフに一番向いていると自己分析をする。

犬が欲しくて、父親に「QTで35位以内に入ったら飼っていい」と言われ、見事34位で権利獲得！家に帰るとトイプードルの「イチ（一番になりたいから）」と、ずっと遊んでいる。