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2018年3月のマンスリーゲスト 永井花奈

「Hot Shot with GDO」2018年3月のマンスリーゲストには永井花奈プロを迎え、全4回でお届けする。

1997年6月16日生まれで、東京都出身。2016年のプロテストでは、9アンダーでトップ合格。その年のファイナルQTで14位となり、2017年のルーキーイヤーは37試合に出場した。

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第1回 「試合前は"ファイトソング"」

2017年は、ベスト10フィニッシュが8回で、年間獲得賞金は20位で4900万円を超えた。10月に開催された「樋口久子・三菱電機レディース」で優勝を果たしたルーキーイヤーを振り返り、「初優勝が目標だったのでうれしい」と笑ったが、最終日が台風による1時間半の中断から競技中止になったのは想定外だった。初優勝は、緊張感の中、グリーン上でウイニングパットを決めて喜ぶ姿をイメージしていただけに、なかなか実感がわいてこなかった。

アマチュア時代の活躍を経て、プロテストにトップ合格し、QT14位でレギュラーツアーをフル参戦。「順調すぎるくらい順調」で、周囲の期待も高まる一方だが、「自分の中で求めるものがそれ以上」と、プレッシャーは感じていない。

2018年の目標は常にいつ勝ってもおかしくないと思われるよう全体的にレベルアップすること。試合前はアップテンポな曲を聞いて気分を盛り上げる。お気に入りはレイチェル・プラッテンの「ファイトソング」。

第2回 「ラーメン娘」

ゴルフを始めたのは小学校に入ってからだが、保育園の卒園アルバムの「大きくなったら」という欄に、「プロゴルファー」と書いた。あまり記憶にないが、早すぎる「プロ宣言」に自分でもびっくり。

父親は品川で和歌山ラーメンの「のりや食堂」を経営しながらコーチとしてサポートしてきた。小・中学校では、お店の休み時間にゴルフを教えて、終わったらお店に戻る生活。夏休みの手伝いはゆで卵の皮むきで、相当数こなしてきたので自信がある。

父親とは同じ目標に向かって二人三脚で戦ってきた。プロになって、自分で考えて練習することが増え、少しずつ自立に向かっている。

ここ何年か、石川遼プロの合宿に参加させてもらい、ゴルファーとしてはもちろん、人としても憧れており、同様に、魅力的で人がまわりに寄ってくるような選手になりたい。

年間を通じて、試合会場先で美味しいものを楽しむようにしている。「ラーメンも好きですけど(笑)、一番はお寿司でまぐろが大好き」

第3回 「ビバハートで目立ってなんぼ」

本間ゴルフのクラブとタイトリストのプロV1Xを使っている。いいものが見つかったらシーズン中でも変えるタイプで、昨年は、ウェッジを2本から3本に増やしたり、ウッドの本数を減らしたり、アイアンをユーティリティに変えたり、アイアンの形状を変えたりした。

少しでも飛ばすスイングになりがちなジュニア時代から、父親には「先を見据えて飛ばなくてもいいから形を作りなさい」と厳しく言われ続けてきた。

好きな言葉は「攻める」。ショットメーカーを自負しており、飛距離が出るタイプではないが、セカンド地点からピンを狙って誰よりも近くにつけるイメージを大切にしている。基本的には、いけるなと判断したら攻めるようにしているが、それなりにミスもあるので、リカバリーショットは重点的に練習している。

ゴルフウェアは「ビバハート」。好きな色はピンク、黄色、赤で、ゴルフ場では目立ってなんぼと思っている。

第4回 「先行投資で優勝ゲット」

休みの日は、家でゆっくりするときもあるし、大好きなショッピングや映画に出かけることもある。計画をせずに思い立ったらすぐに行動するのがストレス解消だ。ゴルフで悩むのは意外に嫌いではなく、目標をたてて、試行錯誤をする過程を楽しんでいる。

昨年の夏に、人生で一番大きな買い物をした。黒のゴツイRV車で、タフでカッコイイところが気に入っている。購入後、ゴルフの調子があがって優勝をしたので、先行投資の作戦は成功だ。

完璧主義で、「このホールはバーディ」、「ここは頑張って耐えてパー」と考えながらラウンドしているので、ずれると結構イライラする。反面、いいことがあると、気持ちがコロっと変わってすぐに喜んでしまう。

当面の目標は「複数回優勝」、将来の夢は「日本一」で、賞金女王を目指している。ゴルフは自分そのもので、特にプロになって3年は「オン」の時期と思って、常にゴルフのことだけを考えて走りぬきたいと思っている。



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