「Hot Shot with GDO」の2019年3月のマンスリーゲストには藤田光里プロを迎え、全4回でお届けする。

1994年9月26日生まれの24歳で、北海道札幌市出身。レオパレスリゾートグアム所属。2013年のプロテストに一発で合格し、同年の「LPGA新人戦加賀電子カップ」で優勝。2015年に開催された「フジサンケイレディスクラシック」の18番ホールでチップインバーディを奪い劇的なツアー初優勝を遂げた。

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第1回 「目指せレギュラーツアー復帰」

昨年は、痛めた左ひじを2年間我慢した末、手術に踏み切った年だったので、なかなか成績を残せず年間を通して苦しかった。感覚が変わって、スイングが思い切り振れずにドローボールが打てなくなったが、頭と体が上手く連動すれば元のスイングに戻ると信じている。

手術をしたおかげで新しい発見が多々あり、いつもはシーズンが終わるとゴルフからしばらく離れたいと思っていたが、このオフシーズンの間は、仕事の合間を縫いトレーニングや練習をするのが楽しみだ。

2018年からリランキング制度が導入され、QTランクが悪かったせいもあり、すごくいい制度だと感じている。一試合一試合の重みが増し、推薦を頂いた試合で成績を残すかが大きく影響するようになった。

サードQTで敗退したため、今年はステップアップツアーが主戦場となる。一試合でも多く勝って、いいポジションからQTをスタートするか、できればQT免除でレギュラーツアーに復帰できるよう頑張りたい。

第2回「小学6年生の決意」

ゴルフを始めたのは3歳で、24歳にしてゴルフ歴は21年。小学校2年生から競技に出場するようになり、6年生で両親がゴルフのために家を売って引っ越したときに、「わたしが頑張らないとはじまらないんだ」とプロゴルファーへの道を決意した。

子供心に責任は重くのしかかったが、超スパルタの父親のもと、「勝って当たり前」と言われ続けた末、意地で「北海道女子アマチュアゴルフ選手権」の5連覇を達成した。

プロになった当初は、夏場に食欲が落ちて体重が減っていたが、今では問題なく食べられる。好きな食べ物は「白米」。柔らかめの炊き上がりが好みで、「肉」と合わせたり、お粥にして食べたりするのが好きだが、白米だけでも食べられるくらいだ。

嫌いなものは「鶏肉」。小学校の頃に飼育係で鳥の世話をしていたら、食べられなくなってしまった。地元の北海道に帰ったら必ず食べるのが「お寿司」。「ジンギスカン」は、失敗するのが怖くて地元以外では食べないことにしている。

第3回 「最後まで諦めない」

クラブ、ボール、バッグ、ウェア、シューズと、フルキャロウェイ。小学校の入学式に、アニカ・ソレンスタムに影響された父親から、キャロウェイのフルセットをプレゼントしてもらったのがきっかけだ。

ゴルフで大切にしているのは、「最後まであきらめないこと」。以前、試合の初日に80台が連発して調子が悪い時期があり、それでも応援しに来てくれるギャラリーを見て、涙がでそうになった。それからは、ほぼ予選落ちが確実なスコアでも、試合の順位だけでなく、自分の目標を見据えて最後まで頑張って、応援に応えたいと思うようになった。

自分の「藤田光里」のイメージは、短めのスカート、ニーハイソックス、ベストとバイザー。もちろんインスタ映えも忘れずに意識している。

プライベートではデニムが大好きで、あらゆる種類を買い揃えている。脱ぐのが面倒くさいので試着が嫌いなため、持っている服はすべて「フリーサイズ」。サイズ感がわかるのでいつも同じ店で購入し、あまり冒険したブランドに目移りはしないほうだ。

第4回 「アイドルが大好き」

趣味はライブにいくことで、高校生から好きなSuperflyのファンクラブに入っている。アイドル好きで、AKB48の全盛期、神セブンがいたころはファンだったが、最近は乃木坂46にはまっている。

特技は「バンカーショット」で、「ゴルフ場が全部砂だったらいいのに」と思うくらいだ。昨年、オフィシャルのインスタグラムを始めた。表向きはざっくりした性格に見えるが、実際は結構気にするタイプなので、コメント欄はオフにしている。以前は、全部受け止めてしまい、ストレスを抱えることが多かったが、最近は「言いたいことがあったら直接来い！」くらいに思えてきた。

好きなタイプは「本気で好きになってくれる人」で、結婚願望は「子供が生めるうちにいつかしたい」だ。

最近はオンとオフがしっかりと切り替えられるようになり、いい意味でゴルフを「仕事」と割り切れるようになってきてから、ゴルフ場に来るのが楽しみになってきた。