女子オープン制したチョン・インジの“裏技” 日米韓のナショナルタイトル奪取
業界初!? 透明液晶のGPS『ショットナビTL1』
グリーンでは、ピンまでの高低差も計算した距離を表示
GPS距離計「ショットナビ」シリーズを展開するテクタイト株式会社(東京都墨田区)は、9月25日、業界初と同社が謳う透明液晶を搭載した『ショットナビTL1』を発売した。本機のサイズは縦38mm、幅62mm、厚さ11mmとマッチ箱を少し大きくした程度。その中央部分に透明な液晶を搭載して、その液晶に距離や高低差を映し出す計測器だ。
主な機能は、(1)グリーンセンター/フロントエッジ/バックエッジまでの距離表示、(2)現在地からグリーンまでの高低差を計測、(3)パッティンググリーン上でのピンまでの距離、(4)地点登録による飛距離測定、(5)スコアカウンター、(6)オートスタートだが、中でも機能面で特筆されるのは(3)パッティンググリーン上でのピンまでの距離測定だろう。
<< 下に続く >>
パッティンググリーン上でのピンまでの距離は、液晶中央部のパネルに印字された赤とオレンジのラインが一直線になるように照準を合わせることで、三角関数の理論で高低差を計算してピンまでの距離を算出する。理論上はグリーンがフラットな状態でより正確なピンまでの距離を表示するが、上り、下りで表示された距離でも傾斜を加味することで距離感が養われるわけだ。
また、外観上での最大の特長は、透明な液晶である。同社は過去、グリーン上の傾斜をAR(拡張現実)の技術を用いて液晶上に表示する技術を開発。その視認性をイメージして、透明液晶の採用に至っている。
透明液晶は筐体の多くの容積を占めるため、バッテリーの小型化を余儀なくされ、そのため連続使用時間はゴルフ1ラウンドに最低必要とされる8時間。また、採用液晶の特質上、表示できるフォントは電卓などで使われる「LED7セグメント」フォントを使用するため、ハザードの形状などは表示されないという。
とはいえ、基本的な機能プラス、高低差、パッティンググリーン上でのピンまでの距離が測れるGPS距離計は、これまでに類を見ない。メーカー希望小売価格も1万円とリーズナブル。高低差、パターの距離感に悩むゴルファーには、ソリューションになるだろう。
問い合わせはテクタイト・ショットナビ事業部へ、03-5611-2591。