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これでバンカーも一発脱出!?『KSウェッジ』

マルマンは2015年1月9日、ウェッジで悩んでいるゴルファーに向けて『KSウェッジ ゼロバウンス WF』を発売する。KSはその名の通り、マルマンの誇る研磨の匠、杉山健三氏の名を冠したもの。

同ウェッジの特徴は、1.進化したソール形状、バウンス角0度の「ゼロバウンスワイドソール」、2.フェースを広く使えるモデリング、3.高次元な設計を可能にした鋳鍛造製法、4.やわらかい打球感を実現したノーメッキ新仕上げが挙げられる。

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モデル名にもなっている1.のゼロバウンスだが、単純にバウンスを削るのではなく、エッジ側に肉を盛り平頭型エッジを採用。その結果、強い抵抗にも負けず、ヘッドの挙動が安定。深いラフからショートしがちな場合でも、しっかりとターゲットまで打っていけるという。

また、2.のモデリングは、フェースヒール側にちょうどゴルフボール1個がおさまる形状(ボールホーゼルポケット)を採用。フェースの有効打点面積が広くなったことで、フェースを開いて打つバンカーショットやロブショットのミスも軽減してくれるという。

続いて3.の鋳鍛造製法だが、ボディ全体は鋳造で生成。フェース部は鍛造で、精密平面出しミーリング、ボディを滑らかに研磨し、最後にフェースラインを適合ハイスピンラインに彫刻。ウェッジの特性にこだわり、理想をカタチにしたモデルだという。仕上げにもこだわり、「ノーメッキ ブラックサテン QPQフィニッシュ」を採用。表面を硬化させることで、本体素材のやわらかい打球感を保ちつつ、優れた耐摩耗性、防錆性をほこる新仕上げを採用。機能性もさることながら、見た目もカッコいいウェッジが誕生したといえるだろう。

ロフトバリエーションは、48度、52度、56度、58度、60度の5タイプを用意。本体価格は1本1万8000円となっている。

ちなみに、杉山氏は1965年にマルマンに入社。以来、クラブ製造一筋で、1990年代には2人のマスターズチャンピオンのクラブを手掛けたまさに巨匠ともいうべき人物。現在においても、営業の最前線として販売を行い、生のゴルファーの声をくみ上げてクラブづくりにフィードバックしている。杉山氏の名を冠した『KSウェッジ』だけではなく、同社の最高級ゴルフクラブ『マジェスティ』の深みのある輝きは、卓越した杉山氏の研磨技術の高さによるもの。

機能性、匠の研磨技術が盛り込まれた同モデル、価格帯も比較的リーズナブルなので、非常にコストパフォーマンスが高いモデルといえそう。問い合わせはマルマンへ、03-3526-9988。

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