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シリーズ最強、飛びの『ゼクシオボール』完成

ダンロップスポーツは先頃、都内展示会場で「2014年度新製品展示受注会」を開催した。『ゼクシオ』、『スリクソン』、『クリーブランド』の2014年秋冬アパレルなど意欲的な商品も展示されたが、トピックスとして挙げたいのが新たなにラインアップされた『ゼクシオ』のニューボールとアシックスのシューズだ。

同社のボール事業は順調に推移、昨年は国内ボール市場でシェア30%(金額ベース)を獲得したという。松山英樹森田理香子が『スリクソン Z-STAR』を使用してW賞金王になるなど、ツアーからのシャワー効果も手伝い販売は好調だった。

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一方、1個700~800円前後のプレミアムディスタンス市場では、『ゼクシオ XD-AERO』が人気商品となったが、今年は同製品に採用された「スピードエアロディンプル」を搭載した『ゼクシオ AERO SPIN』(2014年2月発売)と『同プレミアム』(同3月発売)を発表、「飛びのゼクシオシリーズ完成!」を謳い、プレミアムディスタンス市場でのさらなるシェアアップを狙う。

革新的テクノロジーとして注目される「スピードエアロディンプル」とは、従来品に採用されていたディンプル形状を円形から非円形にしたもの。このデザインチェンジにより、ボール表面のディンプル占有率が飛躍的に向上、空気抵抗を極限まで抑制し大きな飛距離アップが期待できる製品内容としている。

ニューラインアップの『ゼクシオシリーズ』の中で来場者の耳目を集めたのが、『AERO SPIN』。この商品は飛距離とスピン性能を併載したことで話題を呼んだ『ゼクシオ LX』の後継機種の位置づけで、「飛距離」、「ソフトフィーリング」、「優れたスピン性能」をバランスよく配したニューモデルだ。特に、アイアンでの飛距離性能はシリーズの中でもズバ抜けており、ピンを強い弾道で攻めたいアクティブゴルファーにおススメ。

実際、店頭でも、「プレミアムディスタンス市場の中で活発に動くのが、アクティブシニアと呼ばれる層です。このクラスターはプレー頻度が高くスコアも80~90前後と腕前もまあまあで、"もっと飛ばしたい、もっとスコアを縮めたい"とゴルフへの意欲が高いのが特徴です。しかし、意外にもこの層をターゲットにした商品は少ない。『AERO SPIN』は、アクティブシニアのニーズと合致しそうなので、店頭でも推奨できると期待しています」とは、大型店の関係者の話。市場活性化にも一役買いそうである。

そして、アシックスのゴルフシューズ。昨年、ともに本社を神戸に置くダンロップスポーツとアシックスの協業が話題を呼んだ。製造=アシックス、販売・PR・販促=ダンロップという役割分担で事業を展開するが、主力商品はアシックスが販売していた継続品の『GELACE PRO2』(税込価格:2万2050円)と新規に投入する『GELACE レジェンドマスター』(同:2万4150円~)。

前者は、プロ選手対応プロモーションモデルという位置づけで、優れたグリップ性と衝撃吸収性のソール、フィット性を高めたアッパーが特徴だ。一方の『レジェンドマスター』は、片山晋呉プロの意見を取り入れたというモデルで、ソールはグリップ性と安定性を考慮した設計、アッパーはソフトな風合いの人工皮革(マイクロファイバー)を採用したもの。

上記商品などが2月から順次発売されるが、注目されるのは松山英樹プロの使用。「着用予定はありますが、いつとは明言できません」とはダンロップスポーツの話。しっかりとフィッティングして、スーパールーキーのパフォーマンスを高めるものを提供していくというが、着用が決まればマーケットへ与える影響は軽微ではないだろう。

事実、「松山プロが『スリクソン』のクラブを使っていることで、試打会で若年層を中心に"『スリクソン』のクラブを打ちたい"というニーズが高まってきています」とは、さる練習場関係者の話。同様の波及効果がアシックスへもたらされても、不思議ではない。

ダンロップスポーツは2月中旬、東京ビッグサイトで開催される「ジャパンゴルフフェア」において、アシックスのプロモーションを積極的に実施する。特に、ユーザーに製品性能を体感してもらう試履き会を充実させることで、購入へのきっかけを作っていく方針だ。

ボール、シューズと話題性の多い商品群――。2月以降の店頭での動きが注目される。

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