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インサイドストーリー@2013 PGAマーチャンダイズショーレポート ~ナイキ編 part2~

2013/01/25 16:00


全米プロゴルフ協会(PGA)が主催する世界最大のゴルフ ショー、「2013年PGAマーチャンダイズショー」にて、GDO編集長が普段聞けない「インサイドストーリー」を話題のブランドのキーパーソンに突撃取材!

●ナイキゴルフ ロック石井氏
1989年に(株)ブリヂストン入社。開発エンジニアとして13年間従事。その後、新たな開発の視野を広げるためナイキに転職した。現在、ナイキ本社があるオレゴン州ポートランド在住。タイガーが「革新的なボール」と絶賛したウレタンボール「Nike One」ボール開発をはじめ、昨年最も話題となったレジンコア採用の「20XI」を発表し、数々のヒット商品を世に送り出している。つねにプロフェッショナルな仕事ぶりは、タイガー・ウッズ選手が最も信頼を寄せるほど。

GDO「タイガー・ウッズに加えて、世界ランクNo.1のロリー・マキロイとの契約を発表しましたが、彼の印象はいかがですか」

「新しい道具、そこに存在している性能メリットを積極的に取り込もう、チャレンジしようとする姿が素晴らしい。“アスリートと共に”というNIKEの企業フィロソフィーともマッチしています。これから新しい製品を一緒に開発していくこと、あるいは用具のフィッティングを通して共に色々なアイデアを出し合って行く事が楽しみです」

GDO「タイガーと比べて特に異なる点はどのようなことでしょう」

ロック氏「年齢もキャリアも育ってきた環境も異なるので一概には言えませんが、一言で表現するとタイガーは“匠”、マキロイは“感性”です。タイガーは試合の時に、コース設計家の意図はもちろん、様々な状況判断をした上で緻密に計算し、プレーをしています。一方マキロイは、イメージを重視しながら、常にピンをデッドに狙っていくアグレッシブなプレータイプです。二人とも、結果に対してスイングや状況のせいにしないところは共通点があります」

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GDO「ブリヂストンからナイキに転職されて印象的なことはありますか」

ロック氏「ご存知の通り、ナイキは世界トップの総合スポーツメーカーです。アメリカンフットボール、サッカー、野球など他のスポーツ製品の開発者と話しをしたり、データを見たりしてゴルフと比べることで多くのヒントを得ています。“違う分野だから”とは思わず共通点を見出して開発に生かせることは大きなメリットです」

GDO「日本とアメリカの開発手順はどのように異なりますか」

ロック氏「過程を細かく設定して積み上げていくのが日本式で、3~5年程度先のビジョンにむかってマネージメントをしながら成果をだすのがアメリカ式です。ゴールは一緒でも、アメリカの方が様々なアプローチ方法で成果を出すことに対して責任の範囲が広いのでエンジニアとしてはやりがいがあります」

GDO「日々、環境の違いを実感するようなエピソードはありますか」

ロック氏「細かいことですが、例えば日本メーカーはシャフトに貼ってあるスペックのシールがはがしやすいようにするにはどの素材を使うかなど細かい配慮がされていますが、アメリカでは本筋に影響しない部分はあまりケアしません。アメリカのナイキでは様々な人種が一緒に働いているため、価値観の違いを生かして製品を改善することができ、シナジー効果をだせることに大きな可能性を感じます」

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GDO「新商品を使用しているプロのインプレッションを教えてください」

ロック氏「今年から新たに契約したカイル・スタンリーは、“直進性に優れている=風に強い”と、20XIニューボールを本当に気に入っています。レジンという樹脂系の軽い素材をコアに採用していることにより、外側のカバー部分が重くなり、慣性モーメントが高くなっていることでスピンが少なくなり、横風に流される幅が少なくなっています」

GDO「開発におけるポリシーはありますか?」

ロック氏「あたりまえのことですが、納得しないことはするべきではないし、間違っていた場合は真摯に受け止め改善することを徹底しています。そして自分を見失わないように、様々な情報を積極的に収集するよう心がけています。一方通行の商品開発はありませんので、“どのように表現したら理解してもらえるか”と考え、行動しています」

GDO「ロックさんのようなユニークな開発者は他にはいらっしゃらないですね」

ロック氏「正直、技術的な知識や経験が長けている方は大勢いらっしゃると思いますが、コミュニケーション能力においては誰にも負けない自信があります。試合に行って選手と話したり、生産の現場に行ったりと、できる限り材料を集めて数値に置き換える、いわば“翻訳者”のような技術者なのです。日々楽しみながら仕事をしていることで、良い開発ができているのだと思います」

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