ミズノ『JPX 825』シリーズがまもなく発売
ミズノは12月中旬、大津プリンスホテル(滋賀県)で『JPX 825』シリーズの記者発表会を開催。発表会前には、同社契約プロが2013年の商品についてディスカッションするスタッフ会議をメディアに公開するなど、新たな試みを加えている。
今回の『JPX 825』はドライバー、FW、UT、アイアン、ウェッジの合計7機種。『JPX 800』シリーズの後継で、特にドライバーでは、「スイング半径」を測定して長さをフィッティングするプログラムを従来のシステムに追加。ロフト3種類、重量3種類の計9種類のヘッドを養老工場で在庫し、フィッティングした購入者には約1週間で提供される。スイング中、グリップエンドがどれだけ体から離れているかを測定して、振りやすい長さを3種類のクラブ長から推奨するというものだ。
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ドライバーは黒塗りヘッドで若干中級者イメージ。クラウンを盛り上げたドーム型クラウンを採用することで、フェース上部でのインパクトでもエネルギーロスを抑制し、安定した飛距離性能を発揮できるという。また、前機種以上の低重心化と深い重心深度で大きな慣性モーメントを実現。これにより、スイートエリアも前機種比約36%増を達成している。
そのヘッドに「スイング半径」によるフィッティングを介して3種類の長さを用意する。同社はゴルファーのスイングを調査した結果、「スイング半径」に着目。「スイング半径」の小さいゴルファーは、クラブの軌道が体に近いため、スイングのバラツキが少なくミート率が高い傾向にある。一方、「スイング半径」の大きいゴルファーは、スイング軌道が体からスイングのバラツキが多く、ミート率が低い傾向にあるという結論に至っている。
そこで、従来のシャフトオプティマイザーを使用したフィッティングに「スイング半径」の測定を付加し、「スイング半径」の小さいゴルファーには長めのクラブを推奨し、「スイング半径」の小さいゴルファーには長めのクラブを推奨するというフィッティングを行っていく。
クラブ長は44.75インチ、45.5インチ、46.25インチの3種類、ヘッドのロフトは9.5度、10.5度、11.5度(各3重量)を用意。販売価格は6万6150円で、フィッティング販売を中心に展開する。
同社は「スイング半径」フィッティングにより、『JPX 825』ドライバーの販売を強化し、アイアン同様にウッド系クラブの市場シェア拡大を図っていく構えだ。
商品の問い合わせはミズノへ、0120-320-799。