ルコック、C&B、CK2013秋冬コレクション発表
デサントは12月中旬、都内オフィス(豊島区目白)で「ルコック」、「カッター&バック(C&B)」、「カルバン・クライン・ゴルフ(CK)」3ブランドの2013秋冬コレクション展示受注会を開催。同コレクション発表の前には、直前の2012年秋冬商材店頭売上げの概況説明があった。
まず、「ルコック」だが、メンズは立ち上がりこそアウター関連の動きが遅かったものの、10月中旬以降の気温の冷え込みと共に売上回復。レディスはスカート、ワンピースが大きく売上げを伸ばすも、アウター、ロングパンツでやや苦戦。結果、12年FWは前年同期比111%(2013年3月までの見込みを含む)で終息する模様。
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一方、「C&B」はボトムス、セーター、アクセサリー類が好調に推移。逆にアウター、長袖シャツ関連が伸び悩み、同105%で終息する見込みだという。
さらに、アジア戦略ブランドとして11年SSからスタートした「CK」は、数字の公表はなかったものの、認知度の高いブランド力で、パンツアイテム、アクセサリー類が好調に推移。現在、約240店舗(国内200、海外40)で展開している同ブランドだが、13年SSでは約300店舗(国内260、海外40)、13年FWでは約350店舗(国内300、海外50)を計画。順調にアジア戦略が進んでいるといえるだろう。
続いて気になるのは、各ブランドにおける13年FW店頭売上目標、強化ポイントとなるが、「ルコック」は、12年FW店頭売上比106%を目標値として設定。その強化ポイントとして、「ホワイトラインの拡充」、「ゴルフライフスタイル提案」、「ブリッジアイテムとアクセサリー強化」、「販促トピックス」を挙げている。
「C&B」は、ブランドテイストの再構築をトレンドのニットスタイルにのせ、素材、ディテールにこだわったIVYテイストとして強化。アメリカンゴルフブランドとしての存在感を強調することでブランドポジションを獲得し、展開店舗拡大(約500→約600店舗へ)を目指すという。12年FW店頭売上比は110%の目標で臨むとのこと。
最後に「CK」だが、13年FWの強化ポイントとして「レディスアイテムの強化」、「ミドラーアイテムのバリエーション充実」、「プレミアムラインの新規展開」を挙げた。新規展開となるプレミアムラインは、上質で高品位な素材、商材を採用し、既存ラインよりワンランク上に上代を設定(半袖シャツ1万5000円、長袖シャツ1万6000円、カシミヤセーター3万円前後)。
また、「CK」ロゴマークを既存ラインと差別化し、視認性でグレード感をアピールすることで、プレミアム感を演出しているという。