マーク金井「09年米国PGAショー」潜入リポート!第1話 スコッティ・キャメロン新作パターに思わず「何だこりゃ~」
リーマンショックがまだ冷めやらぬ中で開催された今年の「PGAマーチャンダイジングショー」(1月28~30日、フロリダ州オーランド)。毎度おなじみのコンベンショナルセンターに入ってみてまず驚いたのが来場客の少なさ。訪れたのが最終日ということを差し引いても会場内は閑散。出展者の人数よりも来場者の方が圧倒的に少ない。東京ドームの何倍もありそうなスペースなのに、100メートル先まで見渡すことができてしまう。
では、肝心の出展状況はどうか?米国大手メーカーでブースを出したのはキャロウェイ、オデッセイ、クリーブランド、ピン、そして今回からPGAショーに復帰したアクシネット(タイトリスト、キングコブラ、フットジョイ)。ピンを除き、いずれのブースも巨大でクラブがズラッと並んでいるが、そこにも人だかりはできていない。展示されたクラブのほとんどはショーの前に発表されているからだ。
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そんな中、数少ないショーデビューを果たしたのがスコッティ・キャメロンの新作パター「KOMBI」。ショーで配られたカタログに記載がなく、ここオーランドで初お披露目。形状は今流行のネオマレットで、とにかくヘッドがでかい。ヘッドカバーは座布団みたいだ(笑)。形状はごくごくオーソドックスなマレットでフェース素材は、フューチュラ同様のアルミニウム。ヘッドの大きさは2種類あって、小さい方のソールには3カ所のウエート調整ネジ、大きい方のソールには2カ所のウエート調整ネジが配される。ピン型同様、マレット型でもヘッドの重さを変えられる。この所、スコッティ・キャメロンはヘッドの重さを変えられることを強くアピールしているのだ。 そして、もうひとつタイトリストのブースで目を引いたのが、フッティングシステム。こちらについては次回、じっくりレポートしよう。
■マーク金井 プロフィール
前でクラブの試打&レポートをゴルフ雑誌やネットで展開。現在、週刊ゴルフダイジェスト「買わずにいられない」、GDO「クラブ何でも相談室」、他執筆中。オフィシャルハンデは3。今年4月から、東京神田にゴルフ専用スタジオ「アナライズ」を作るほどのゴルフ大好き人間。