業界注目!カラースチール新登場!
2009/03/10 00:00
スチールシャフトに新時代到来!?先頃開催されたジャパンゴルフフェアで、ゴルフ用品総合商社のレベルコが「RMP(リアル・メタル・プレーティング)」と呼ばれる加工技術を披露、そのテクノロジーを利用した色彩豊かなカラースチールシャフトが会場にディスプレイされ、来場者から大きな注目を集めていた。 「RMP」は、カーボンシャフトに銀メッキを施し、""ピカピカのシャフト""を作る目的で開発された。それがスチールシャフトにも応用できることが分かり、今回の発表となったという。その技術について、この分野で業務提携するワークスでは次のように語る。 「通常、軟鉄ヘッドなどに使われるメッキは電解メッキを使いますが、周知の通り、カーボンは電気を通しません。そこで従来の無電解メッキを改良してカーボンの上に銀メッキを付けられるようにしました。ただ、銀メッキは表面がツルツルなので色を付ける顔料が剥がれやすい。そこで強度を持たせた顔料も開発して、カラーが落ちないようにしたのです」 その結果、表面カラーの内側の銀メッキがピカピカ光るカーボンシャフトが完成したのだが、レベルコはその加工処理がすでに銀メッキされているスチールシャフトにも活かせると判断、今回のカラースチールの開発につなげたという。 スチールシャフトは従来、銀色が当たり前だったが、このカラースチールの開発で色彩豊かなカラーやデザインが楽しめるようになる。現在、レベルコとワークスはクラブメーカーやシャフトメーカーに採用を打診している段階で、早ければ3月にクラブメーカーの市販品としてカラースチールが発表される可能性もあるという。 なお、この件に関する問い合わせは、レベルコ(052-981-2505)もしくはワークス(048-422-7333)まで。