BSがゴルファーのライフスタイル調査発表
ブリヂストンスポーツはこのほど、隔年でまとめている「ゴルファーのライフスタイル調査」を発表した。同社のホームページ会員を対象にしたインターネット調査で、有効回収数は1325人(男性782人、女性543人)。調査期間は2011年10月。
昨年は東日本大震災の影響が懸念されたが、震災直後、全国のゴルファーの43%、東日本のゴルファーの57%がプレーを自粛する傾向にあったが、昨年10月現在では、「ほぼ震災前の状況に近づきつつある」など、回復基調に転じたことをレポートしている。「(震災は)一時的にゴルファーにマイナスの影響をもたらしたものの、思ったよりも回復は早かった。一方で、国内景気の低迷や先行き不透明な経済状況を反映した消費行動の冷え込みが、ゴルフマーケットにも少なからずマイナスの影響をもたらしていることは否めない」――。
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そんな中、同調査は「真面目にゴルフに取り組む30代男性」の存在に注目している。団塊の世代が70代に突入することで、一気にコアゴルファーが減少するとみられる「2015年問題」が業界共通の課題だが、これを下支えする新たな消費集団の登場が期待される。過去数年、女性ゴルファーの育成が注目されたが、ブリヂストンスポーツは「真面目で熱い30代男性ゴルファー」の存在にスポットを当てた。
「ゴルフにのめり込んでいる割合が40代と並んで最も高いのが30代男性。(中略)30代男性はビジネスゴルフを減らす一方で職場の仲間とのゴルフを増やす傾向にあり、年代間でもトップの割合をキープし続けているなど、プライベート志向が強い。技術向上に向けて真面目に取り組む姿勢が伺える」と評価。ゴルフに対する「熱中度」の設問では、30代男性の「のめり込んでいる」(38・2%)が全体(27・4%)に比べて10・8ポイント高く、40代男性と並んで最高。また、30代男性は「面白くなってきている」(14・7%)、「適度に面白い」(45・3%)と合わせて98・2%がゴルフへの関与に前向きな姿勢が伺える。
なお、同調査はゴルフ場、練習場、用具、費用、インターネットについてなど、8種類の設問に対する回答を計77頁にわたってまとめている。