タイトリスト、アイアン一気に4機種
アクシネットジャパンは2011年12月、タイトリスト712アイアンシリーズとして『AP1』、『AP2』、『CB』、『MB』の4機種を発売する。タイトリスト契約プロも同モデルへ続々とスイッチ。今季好調のリッキー・ファウラーや先頃兵役から復帰Vを飾ったドンファンなども使用しており、すでにツアーで実績を挙げるモデル群だ。
新機種を使う契約プロは、現在40名。アクシネットジャパンによれば、どれか一つのモデルに偏ることなく、使用の割合はバランスがよく取れているという。各モデルの主な使用プロは以下のとおり。
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○『AP2』=ニック・ワトニー(今季AT&Tナショナル優勝)、スコット・スターリングス(今季グリーンブライヤークラシック優勝)○『CB』=クリス・カーク(今季ヴァイキングクラシック優勝)、今田竜二、ビル・ハース、丸山大輔、貞方章男○『MB』=リッキー・ファウラー、ジェフ・オギルビー、ドンファンなど
『AP2』の使用感について、タイトリスト契約の松村道央プロは、「抜けが良くなって、フィニッシュまでスムースにヘッドを運べます。だから、ショット精度がさらに上がりました。また、フェースにボールが乗る感覚があって、打球感もやわらかいですね」とトータルバランスのよさを口にする。
価格は『MB』、『AP2』の6本セット(5~9番、PW、ダイナミックゴールド装着)がともに10万3950円(税込)など。
新しいアイアンシリーズに加えて、『ボーケイデザイン フォージド・ウエッジ』も今秋発売する。これは日本オリジナルモデルでボーケイ史上初の軟鉄鍛造品。日本のツアープロの意見を開発に取り入れているなど、日本人ゴルファーが好むヘッドデザインに仕上げているのが特徴だ。
「ウエッジのヘッドを見る時、欧米人ゴルファーはヘッド全体をアバウトに意識しますが、日本人ゴルファーはフェース面をしっかりと見ようとする。この見方の違いに着目し、フェースがきれいにスクエアに見えるような設計も心がけています」(タイトリスト事業部の池田智満マネージャー)
ディテールにこだわったジャパンオリジナルというわけだが、ロフトバリエーションも46から62度まで2度刻みの全9ロフトを用意。日本ならではのウエッジの多様なニーズにも対応していく。