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ヨネックス、「ゴルフは最低1割増」の強気

ヨネックスは先頃、平成23年3月期の決算(連結、平成22年4月1~23年3月31日)を発表した。米山勉社長は、「まったく前進しておらず、だらしのない決算でした」と反省の弁。売上高は366億8700万円(前期比0.5%減)、営業利益が12億4400万円(同24.3%減)、当期純利益7億1800万円(同26.5%減)というもので、最終局面で東日本大震災の影響を受けたことも付け加えている。

同社の屋台骨であるバドミントン用品は159億7400万円(2.2%減)、テニス用品が50億5100万円(2.4%増)で、ゴルフ用品は30億1700万円(0.6%減)だったが、「ゴルフ用品は年明けから昨対3割増で推移しました。3月20日前後には『380ドライバー』、『0アイアン』、レディスモデルを発売して、一気呵成に盛り上げるつもりが、震災の影響で納品できず、広告の援護射撃も打てなかった。3月に限れば1割減で、苦戦を余儀なくされました」――。

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ヨネックスは今期の予測について、原発事故など不確定要素が多いとしながらも、「専門店市況はゴールデンウイーク明けに昨対80~90%に戻っています。上半期は赤字になるかもしれないが、後半は盛り返したい」と語っており、通期売上高を1.6%減(361億円)と小幅な落ち込みに想定する。主力のバドミントンは節電の影響から、体育館の夜間使用が厳しくなると考えているが、屋外競技のゴルフは「今期、最低10%は伸ばせると期待しています。減益の局面でもヨネックスレディスをつづけるなど、あらゆる努力を惜しみません」

具体的には、ゴルフは用品別セグメントで最大の15.3%増を目指すもの。多くのゴルフ関連企業は、当期の売上高を2割減程度に収めたいと考えているだけに、ヨネックスの強気が光る。



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