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噂の真相をアクシネット社長 中村氏が語る

アクシネットの親会社であるフォーチュンブランズはこのほど、同社をグループから切り離して上場もしくは売却する方針を固めた。アクシネットはクラブ、ボールの『タイトリスト』とシューズ、グローブなどの『フットジョイ』を保有しており、今年3月に『コブラ』をプーマに売却して以降も12億ドル程度の売上を維持。

世界最大規模のゴルフ専業メーカーとして市場に君臨する。特にボールは北米市場で約60%のシェアを持つなど、圧倒的な強さを誇っている。一方のフォーチュンブランズは酒類、住宅用品、ゴルフ用品の3業種を傘下に収めるホールディングカンパニーの位置づけで、酒事業は全米一のシェアを持つ『ジンビーム』など複数ブランドを統括。住宅用品は『モーエン』を筆頭に複数ブランドを保有し、ゴルフはアクシネットが事業を展開。フォーチュンブランズは今後、酒事業を維持、住宅用品事業は上場、ゴルフ事業は売却か上場のいずれかを選ぶ。

「グループ解体」の背景には、フォーチュンブランズの株式を約10%保有する投資家グループから、事業再編を求められたためとみられている。
最大の関心は、仮にアクシネットが売却の道を選んだ場合、買収先はどこになるのか? ナイキ、TMaG、SRIスポーツ、ブリヂストンスポーツなどの名前も囁かれるが、さる関係者によれば「どこが買ったとしても、業界地図は激変する。ただし、特定業種における商品販売のシェアが買収により一定のパーセンテージを越える場合、自由競争の阻害という観点から独禁法で禁止される。特許の保有件数も同様の意味で問われるため、大手同士の合体は難しい」――。となると、上場の線が濃厚か。いずれにせよ、業界に激震が走っている。



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