観戦で4日分のカロリー消費
2009/10/13 11:30
SRIスポーツは、ゴルフ市場活性化委員会協力のもと、先に開催された『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』(宮城県、利府GC)で、入場者に歩数計をレンタルする『チャリティ ギャラリーウォーキング』を行なった。
この企画は、ゴルフが歩きながら観戦できるスポーツであることに着目して、「トーナメント観戦での歩行が健康に役立つ」ことや、このような考え方を普及させて「健康産業としてのゴルフ」を啓発することが最大の狙い。ギャラリーに歩数計を貸し出し、観戦後の歩数に応じてゴルフボールをプレゼントするもの。参加料の500円は、大会事務局を通じて全額「宮城県立こども病院」に寄付された。
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参加人数は2日間で233名(男性190名、女性43名)。歩数計100個はゲートオープンから約1時間半で底をつき、急遽予備を配布するほどの盛況だったという。なかには日ごろ使っている自分の歩数計を使ってイベント参加した人もいたほどで、平均歩数は1万1770歩、もっとも多く歩いた人は3万8635歩だったという。健康維持の目安は、一日1万歩。4万歩弱の「優勝者」は、トーナメント観戦でほぼ4日分のカロリーを消費した計算になる。
参加者の声はおおむね好評だった。「歩数を稼ぎたいから18ホール全部歩いた」、「いい運動になって一日楽しかった!」、「普段はあまり歩かないので疲れたけど、トーナメントで歩数計を貸してくれる企画はおもしろい」、「チャリティでボールがもらえる企画はうれしいね」――。
SRIスポーツは、今後このような試みがゴルフ業界全体に広がって行くよう啓発活動を続ける予定。同社の子会社であるダンロップスポーツエンタープライズはトーナメント運営会社の最大手だけに、ゴルフの「健康産業化」という切り口で展開しやすい。ほかの大会にも波及すれば、プレー人口の底上げにも寄与しそう。