ルコック、C&B展示会
デサントは7月7日、同社東京オフィスで「ルコックゴルフ」とカッター&バック」の2010年春夏ゴルフウエア展示受注会を開催。それに先立ち記者発表会を開催した。
まず、昨年同期の実績を発表。
■ルコックゴルフ
①09年春夏実績全体 → 108%(対年同期比)
②09年春夏実績男女比 → メンズ7、レディス3
③09年春夏実績ライン別構成比 → メンズリブレ10%、メンズスポーツ90%、レディスリブレ10%、レディスさくらコレクション40%、レディススポーツ50%
④2010年春夏計画 → 全体105%、男女比率現状維持、ライン別でリブレを10%から15%へ増加し、スポーツ比率を低化
昨対108%を達成した要因として同社は、主戦場であるチェーン店、専門店が昨対100%を維持できているとともに、ウインドブレーカーやレインウエアの不振はあったものの、レイヤードスタイルの提案による半袖長袖シャツが好調に推移し、またボトムスの販売も好調に推移したことをあげている。
一方で、2010年の計画は、ゴルフに特化した動体裁断を採用した新機能ゴルフウエアを中心に、リブレラインの強化などで105%を計画する。この動体裁断だが、ゴルフでは自然体で直立不動の状態でパターンをひくのではなく、アドレス時の姿勢をもとに生地を裁断するなど、より動的な姿勢に合わせたパターンをひくというもの。同ブランドでは過去、ポスチャーコントロールやアンチスウェーをコンセプトにウエアデザインをおこなってきたが、その1手法となるようだ。
■ カッター&バック
①09年春夏実績 → 90%
②2010年春夏計画 → 110%
昨対10%ダウンには、アウターの苦戦が影響したと示唆。但し、パンツの販売は好調で昨対165%を達成している。これはダブルブレージング製法の採用によるところが大きく、大きいサイズでも元々のコンセプト通りのスタイルを再現できることから、メタボ層にも喜ばれたことが影響している。来期はアメリカンゴルフスタイルを強調するという原点回帰策を打ち出しており、さらにパンツなどを強化していくという。
さらに今回の受注会で特筆すべきは、プロゴルファーでありフィジカルトレーナーである石渡俊彦とのコラボで打ち出す『G-assist』。既存のコンディショニングサポートに加え、すべてのアスリートゴルファーに向けた練習用アイテムもラインアップ。中には石渡ジャージなる重さ1kgのトレーニングジャケット(半袖・長袖各1モデル)も市場に投入する予定だ。