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沖縄を支えるアマ大会 諸見里しのぶ「プロで戦う覚悟を決めた場所」

国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球ゴルフ倶楽部)は、イ・ミニョン(韓国)の優勝で幕を閉じた。31回目となった今大会だが、特徴のひとつとして沖縄県在住か沖縄県出身のアマチュアゴルファーに出場資格を限定し、本戦への切符をかけた「アマチュアゴルフ選手権大会」を開催している。

今年は1月に2日間の日程で実施され、230人が参加。4人が本戦に出場し、2人が決勝へ進んだ。第1回のアマ大会(1997年)は約80人が参加しており、年々その規模は拡大。これまでに参加した累計約3900人の中から、昨年引退した宮里藍さんら18人のプロゴルファーが誕生した。

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今大会で3位に入った同県名護市出身の諸見里しのぶも、その一人。13歳だった2000年にアマチュア大会を経て、本戦に出場。96位で予選落ちだったが、翌01年は51位でベストアマに輝いた。「ここで戦えたことによって、プロになるんだと思わせてくれた。プロで戦う覚悟を決められた場所」と振り返る。ジュニア時代に一流選手と触れ合ったことが、プロとしての第一歩となったようだ。

荒天で中止となった3日目には交流会も行われた。諸見里は12歳以下のアマチュア10人から「何を食べたら大きくなるのか」「練習で心がけることは」といった質問に答え、子どもたちも目を輝かせて話を聞いた。

諸見里は「5年後にはこの中から一緒にラウンドする子が出てくる。それまでは私も頑張りたい。その子たちの手本になるようにいい成績を残したい」と決意した。

地域密着を掲げて大会を運営するダイキン工業の広報担当者は「地元の人からもっともっと愛される大会にしたい」と意気込む。第2の諸見里しのぶや宮里藍が出てくる日も遠くはなさそうだ。(編集部・玉木充)

玉木充(たまきみつる) プロフィール

1980年大阪生まれ。スポーツ紙で野球、サッカー、大相撲、ボクシングなどを取材し、2017年GDO入社。主に国内女子ツアーを担当。得意クラブはパター。コースで動物を見つけるのが楽しみ。

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