2011年 リゾートトラストレディス
期間:06/03〜06/05 場所:グランディ軽井沢GC(長野)
今週こそは!3週連続好スタートの笠りつ子
国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の初日、笠りつ子がまたも好スタートをきった。またもというのは、2週前が2位タイ、そして、先週も2位タイにつけていた。しかし、2週前は最終日に「74」を叩き、3位から12位タイに失速。先週も「75」を叩き4位タイから9位タイに後退してしまった。
「平常心を保ってプレーできれば好スコアは出るんです」と、最終日に精神面で崩れてしまっていることは自覚している。しかし、それ以外にも笠には課題がある。それは体力面だ。いままでもツアー中にトレーニングを行ってきたが、これから夏場にかけてさらに体力も消耗するので、トレーニングを少し増やすことを考えている。
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さらに、多くの選手が疲労回復のためにラウンド後にマッサージなどを受けているが、笠は「試合中のマッサージは筋肉の良い張りがなくなると思うので、今まではしてもらわなかったのですが、今日からラウンド後にマッサージを受けることにしました」と言う。
思い立ってマッサージを始めることにしたが、それには理由があった。前日の練習で背中を痛めてしまったからだ。この日は背中に温シップを貼っていたため、ウェアの下に白く四角い影がちらついて見えていた。「そんなに痛くはないんですけど、念のために貼っていたんです。プレー中は貼っているのも忘れていました」というほどプレーに集中していた。
同じ事務所の先輩古閑美保が1打差の3アンダーでホールアウトすると「今日は美保先輩と食事に行こうと思っています。今週はまだ行ってなかったので、楽しみなんです」と嬉しそうに話す。マッサージでリフレッシュして、食事でも鋭気を養うことで、今週こそ失速せずにツアー初優勝を掴みたい。(編集部:本橋英治)