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スローガンは「スマイル」国内女子ツアーがいよいよ開幕!

2011/03/04 08:23

19年ぶりの外国人賞金女王が誕生した2010年が幕を閉じ、2011年は14年間に渡って会長職を務めた樋口久子氏から小林浩美新会長へとバトンが渡された。迎えた3月、国内女子ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」を前に行われた選手ミーティングで、小林新会長から選手たちに伝えられたのは、次の3つのポイントだった。

一つ目は、2016年オリンピックでのゴルフ競技復活を控え、一人でも多くの選手が日本から出場出来るように、ロレックス世界ランキングを意識して頑張ってくださいということ。現時点で選手選考基準は確定していないが、同ランキングを元に出場権が割り振られる(原案はランキング上位15人が無条件で有資格)。海外メジャーや国内の「ワールドレディスサロンパスカップ」でも同ランクを元に出場資格が割り振られる為、同ランキングの重要度は益々上がってきている。

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二つ目は、これまで以上に個性をアピールしなさいということ。既に10代から40代まで、様々な世代の選手が活躍しているが、小林新会長は「選手は個人事業主なんだから、もっとアピールして、沢山メディアに載ってください」とはっぱを掛ける。そして最後に念を押したのは、目新しい事ではないが、スポンサーに毎週感謝をしなさいということだった。

米ツアーで5度の優勝経験を誇る国際派の新会長の視野は、世界に向いている。「これだけ情報が世界同時に見られると、ゴルフが好きな人は時間を問わずに見る。世界のゴルフを見た人が満足するのはどこか。強い選手が日本に来て戦えば刺激を受けるし、同じ優勝争いでもモチベーションが変わってくる」。海外から日本ツアーへの参入は大歓迎だ。

さらに同じ国内でもセッティングの幅を広げることを提唱する。「アメリカやヨーロッパでは、山や砂漠や平地や高地、いろんなところにコースがあって組み合わせのバリエーションが広い。優勝がオーバーパーという試合もあれば、20アンダーまで行く試合もあって、どんな戦いになるのか分からない。日本はどうしても国土の関係で狭くなってしまうけど、開催コースの特徴をいかしたデザインをして、バリエーションを工夫できるところは有ると思う」。

選手の交流、幅広いコースセッティングを通じて、日本国内でも戦いの幅を広げ、強い選手を作っていこうという施策。これは観戦する人たちにとっても期待に胸が躍るのではないだろうか。国内開幕戦の前に新会長が披露してくれた方針は、今年の幕開けにふさわしく夢に満ちたビジョンだった。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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2011年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント



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