アニカとの練習ラウンドで強さを実感!上田桃子
米国LPGAツアーとの共同開催で行われる「ミズノクラシック」練習日。注目はなんと言っても大会5連覇中のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)。そのアニカと練習ラウンドを一緒にラウンドしたのは、同じキャロウェイゴルフと用品契約を結ぶ上田桃子だった。
「1番のスタートから緊張しました」という上田だが、世界トップレベルの技術を盗もうと必死にラウンド。アニカは前半の9ホールで切り上げたが、上田はその後1人で10番ホールから残り9ホールのラウンドを行った。
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18ホールを終えた上田に話を聞くと「いい勉強になりました!私は調子の良い悪いで気持ちの整理をつけるのが難しいので、どうすれば良いか聞いたんです。そしたら『そんなことは考えなくて良い。もっと一打一打に集中するべきだし、不安にならないように練習をするべき。そして、スイングだけでなく、クラブの特性やあらゆる状況に戸惑わないように心構えすることよ』って言われました」
技術的なことで何か学ぶ点は?「そうですねー、ショートゲームがうまいですよね。ショットが曲がるわけではないのですが、たとえ2オンしなくても、完璧にワンパット圏内に寄せる技術です。これも難しい打ち方なんてしてないんですよ。すべて簡単そうにやって しまうのがうらやましいというか、真似したい点ですね」。
突然アニカと回れることがわかった上田は「本当にラッキーです」。キャロウェイでよかったね、と声をかけると「本当ですよ!前からアニカに憧れていまして、クラブを使うようになったのもアニカの影響です。アニカや(フィル)ミケルソンをみていると、簡単そうに打つんですよ。タイガーとかはかっこいいんですが、私にはそういうゴルフは無理なんで、いかにスコアを伸ばすかと考えたときにアニカのようにやさしく打てるようになりたいと思ったんです」。
アニカにショットは良いと褒められたが、「見られていたかと思うと逆に緊張しちゃいますよね!」と照れ笑いを浮かべる。近い将来アメリカで戦いたいと言っている上田にとって、最高の練習ラウンドになった。この経験を早速今大会で出せるか!?注目してみよう(編集部:本橋英治)