モーガン・プレッセル、最終日にかける想い
2006/10/21 18:00
マスターズGCレディース2日目を終えて、首位と3打差の11位タイにつけているモーガン・プレッセル(18歳)。どうしても同じLPGAツアーから来日して首位に立つポーラ・クリーマーに注目が集まりがちだが、モーガンも意地を見せている。
この日は前半を2オーバーで折り返したが、12番パー5で、3打目残り70ヤードをロブウェッジで直接カップインさせてイーグルを奪った。「私は見えなかったけど」とさらりと触れたモーガン。圧巻は続く13番だ。
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「球が木に引っかかってしまったのは面白かったわ(笑)」と振り返ったこのホール。右に曲がったティショットが木に引っかかり、アンプレヤブルとなってしまう。3打目の残りは153ヤード。これを7番アイアンで90センチにピタリと寄せて、見事パーをセーブした。
インをノーボギーの33で回ったモーガン。一時はカットラインも気になったが、しっかりと巻き返して最終日へと望みをつないだ。
「(今日のプレーは?)そんなに満足していません。(昨日は何か気分転換をした?)今日が早かったので、早めに寝ました。(明日はどういうプレーを?)トップと3打差なので、自分のゴルフをしてどこまで縮められるか頑張りたいです」。
そんなモーガンは、かなりの偏食家でもある。肉とパンはOKだが、パスタ、米、シーフード、野菜はダメ。好きなものはピーナッツバターだという。ハーフ終了時の休憩では、アルミ箔で包んだパンを、少しずつちぎりながら食べる姿がわびしく見えた。
クラブハウスからコースに出る扉の脇には、ポーラの等身大の広告パネルが置かれている。毎回その横を通ってコースに出ないといけないモーガンの心境はいかがなものだろう?初日は不甲斐ないスコアに悔し涙を流した。心に秘めた逆襲への想いは強いはずだ。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka