大応援団を引き連れ2位タイに入ったペ・ジェヒ
4名でのプレーオフとなった「ゴルフ5レディスゴルフトーナメント」の最終日。最終組でラウンドしたのは不動裕理、横峯さくら、ペ・ジェヒ(韓国)の3人だった。6アンダーの単独首位でスタートしたペは9番でボギーを叩いたが、11番、14番でバーディを奪い7アンダーでプレーオフに残った。
そのペに対する声援が1番ホールからプレーオフまで途切れることなく上がっていた。ショットを打てば「ナイスショット!」、パーパットを決めれば「ナイスパー!」その声援の主はプロ入会同期の廣瀬友美(写真一番左)、日下部智子(同一番右)、矢崎和(同右から2番目)や仲間たちだった。彼女たちは前日の予選ラウンドで、決勝に残ることができなかったが、ペの応援のために会場に駆けつけたと言う。
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次のホールへ移動する通路でも必ず声を掛ける仲間たち。それに笑顔で受け答えていたペはリラックスしてプレーを続けていた。プレーオフは残念ながら1ホール目でボギーを叩き脱落してしまったが、グリーンサイドで待っていた仲間に迎えられ、最高の笑顔で1日の戦いを終えた。ラウンド後のペは「プレーオフに入って、もしかして優勝できるかもって思って欲が出ちゃったかな・・・」と素直な感想を残した
普段の試合では、予選落ちをした選手が仲間の応援に駆けつけることは少ない。連戦続きの彼女たちは、試合が終われば次の会場に向かうか、一旦自宅に引き上げる。ところが、今回は翌週に同じ北海道で開催される「日本女子プロゴルフ選手権」を控えているため、移動する必要がないのだ。
「私たちは同期の中でも仲が良いほうですね。練習ラウンドも一緒が多いですね。今日は最初からジェヒの応援をしようと決めていました。プレーオフって、ちょっとのミスも許されないから結構つらいですね」応援を終えた日下部が言うと、「次はあんたの番だよ!」と他の仲間が声を掛けた。同期の活躍に刺激を受けて「良い経験ができました」と日下部は語ってくれた。(編集部:本橋英治)