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今季ラストチャンスで結果が欲しい竹村真琴

今年のプロテストで合格した竹村真琴が「マンシングウェアレディース東海クラシック」「日本女子オープンゴルフ選手権競技」に続き、今季3度目のレギュラーツアー出場を果たしている。竹村はそのルックスから、アマチュア時代から業界内では注目を浴びてきて、9月末にはデサントとウェア契約を結び、今月20日はテーラーメイドと用品の使用契約を結んだ。

今大会は米ツアーからの招待選手としてポーラ・クリーマーが参加しているが、練習ラウンドでは同じ組でラウンドする機会まで与えられた。大会初日も多くのギャラリーから声援をもらっていたが、前半に4番から3連続バーディを奪い首位タイに浮上したため、実力もあるところを披露し、さらに多くのギャラリーから注目を浴びた。

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ところが後半に入ると13番は2打目にミス、16番はティショットを右に曲げてしまう。さらに最終18番は難しい2段グリーンに苦戦し3パット。前半の貯金を使い果たしイーブンパーの17位タイに後退してしまった。

「ハーフターンの時にはトップタイだったので、後半はもっと伸ばしたいと思いましたが・・・。悔しいけど、悪くてもイーブンと思っていたので。明日はアンダーで回れるように頑張ります」。17位とまずまずの位置につけながらも後半の失速が悔やまれ「少し複雑ですね」と照れくさそうに話す。

竹村の知名度だが、女子ゴルフに精通するファンならば、一目見て「竹村真琴」と判断できるかもしれないが、まだまだ全国規模では無名。特にウェアの契約が横峯さくらと同じことから、遠くから見たファンは「さくらちゃんが来た!」と見間違えてしまうほど。その竹村の姿も今季トーナメント会場で見られるのは今週が最後となる。

プロテストに合格した新人プロ(トップ合格を除く)は、推薦で2試合のみ出場が可能となっている。日本女子オープンは推薦ではないのでカウントされず、今回がその2試合目となる。竹村は、シーズン終了後のクオリファイで上位に入り、来季のレギュラーツアー出場資格獲得を目指している。

初日のラウンド後、竹村がパッティングの練習を終えクラブハウスに引き上げてきたところに待ち受けていたのは、サインを求める長蛇の列だった。「時間がないので」と小声で言う竹村だが、その長い列を見て苦笑いを浮かべると、最後の1人まで丁寧にサインを書いて要望に応えた。

大会2日目は9時に1番ティからスタートすることになったが、同じ組でラウンドするのは、練習ラウンドを一緒に行なってもらった招待選手のポーラ。そしてプロとして1年先輩の森田理香子の2人。この組み合わせは多くのギャラリーが注目しそうだ。

今週が竹村の見納めと前述したが、もしも今週、優勝することができれば、次週から1年間の出場資格を得られる。首位とは5打差がついているが、可能性はゼロではない。(編集部:本橋英治)

2009年 マスターズGCレディース



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