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救済時のドロップが曖昧なのでは!?

国内女子ツアー第25戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の2日目、9番ホールで第2打を放った横峯さくらのボールが、グリーンをオーバーして奥のカラー部分に埋め込まれたスプリンクラーの蓋の上に止まった。

このスプリンクラーは凹んだ箇所にあるため救済を受けられることは、選手ならば誰もが知っていること。競技委員を呼ばなくても選手間で、マーカーの選手が確認すれば、当事者がティマークでポイントを決めて、ピンに近づかない1クラブレングス以内にドロップを行うことができる。

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その一連の流れを見ていると、横峯はポイントを決めると右手でボールを持ち、腕を横に上げてポトっとボールを落とした。その時の腕の高さが肩の位置まで正確に上がっていないように見えてしまった。さらに、ドロップした位置なのだが、スプリンクラーのあるすぐ後ろで、つま先上がりの傾斜部分だった。

ルール上は1クラブ以内の、グリーン脇のカラー部分にドロップすることも可能だった。結果的にこのホールをパーで切り抜けたから良いものの、ライ(芝の状態)が良い状態のほうが、簡単に寄せられたのではないか疑問が沸いてしまった。

横峯がこのホールを終了した直後、付近にいた競技委員に話をすると、「ドロップの方法は、いろんな選手に注意していますが、いまひとつ理解していない選手もいますね。ちゃんと理解して行ってもらわないと、ギャラリーに方々にも変な誤解を招くことになりますので」とのこと。

確かに、試合中に競技委員の判断が必要な場合、選手がドロップをすると「それはダメ、ちゃんと肩の高さに上げてから落とすように」と、注意を受けてやり直しさせられる選手を良く見る。救済はなによりも自分のために行うもので、しっかりとしたルールが定められている。こんな感じでいいや・・・などと解釈せず、きちんと行ってくださいね。選手の皆さん。(編集部:本橋英治)

2009年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント



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