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あなたも経験あり?プロでも時にはミスをします!

2007/08/11 23:07

「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の大会2日目。7番パー4のグリーン上で、パーオンに成功した大久保亞紀(35)は自分のボールをマークしようとして“ドキリ”とする。使い慣れたタイトリストのV1X。だが、そのボールには見慣れぬマークがプリントされていた。

「あー、やっちゃった!悪い事しちゃったな…」。そのボールは、同組で回る馬場ゆかりのものだった。馬場も、大久保に続いてすでに第2打を打ち終えている。「ごめん、間違えちゃったみたい!」大久保はグリーン脇からアプローチをしようとしていた馬場に声を掛ける。「目の前が真っ暗になりました」。間違いに気付いた馬場も同じく声を失った。

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いつも大体同じ位という2人のティショット。だがこのホールに限っては、大久保の当たりが悪く、自分の方が飛んでいないという認識があったという。「私はいつも遅いので、トボトボ歩いていくと、キャディさん達がそれぞれボールの所に居て…。そのまま迷いもなく打ちました」。馬場のオンネームもちょうど見えない位置にあったそうだ。

2人はルールに従って、誤球のあった地点から2打罰の元にストロークをやり直した。ボギー(バーディ)の大久保と、ダブルボギー(パー)の馬場。

「歯痒かったです」という馬場は、続く8番のティショットもミスしてしまうが、それをナイスパーセーブ。これで勢いを取り戻すと、そこから9番、12番、13番とバーディを奪って通算2アンダーの21位タイに踏みとどまった。「あのダボがあったから、なおさら後半頑張れたと思います。明日は必ずアンダーで回ってベスト10に入りたいです」。一方の大久保はその後一つスコアを落として通算イーブンパーの38位タイ。「私は結構引き摺るタイプなのですが、馬場ちゃんの切り替えが早くてとても勉強になりました」と振り返った。

後半も似たようなところにボールが行く事が多く、よーく確認しながらのラウンドだったという2人。プロでも時にはこんなミスを犯してしまうが、大事なのはミスの後。転んでもただでは起きないのがプロのプロたる所以なのだろう。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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