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ウェイティングから優勝を狙う原江里菜

国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」の2日目を終えて7アンダー単独首位に浮上した原江里菜。実は今週の原は、大会直前に出場を辞退した選手の代わりに出場するウェイティング枠での出場なのだ。

シード権を持たない原は、昨年末に行われたクォリファイングトーナメントで43位に入り、試合ごとの出場選手枠の調整次第で出場できるかが決まってくる。特に今後は日照時間が減少することから、出場可能選手数も減ってくるため、益々出場チャンスが少なくなってしまう。

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そんな原にとって今もっとも欲しいのが年間を通して出場資格を得られる、ツアー優勝だ。クオリファイの順位で原の一つ前にいる佐伯三貴は、4月の「フジサンケイクラシック」で早々と優勝し、その後1年間の出場資格を掴んだ。

今季既に2900万円以上稼いでいるため、来シーズンの賞金シード獲得は確実なのだが、今の状況では、残りの試合に出られず歯がゆい思いをすることになってしまう。「ショットの調子がいいのに、このままでは次週の試合に出られない。最終戦まで戦うつもりでいるので、ミスを減らしてやるだけです」と2日目を終えて発言する原。

これまで、シード選手や招待選手など通常の試合出場資格以外、ウェイティングから出場して優勝した選手はいない。今季残りの試合に出たいという原の強い気持ちで、勝利を呼び込むことが出来るだろうか。混戦を頭一つ抜け出したが、最終日は数々のプレッシャーとも戦うことになりそうだ。



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