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私たちは、雨なんて怖くない!

台風の接近により、ピーク時にはバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われた「樋口久子IDC大塚家具レディス」の2日目。バンカーやフェアウェイには水が溜まる箇所もあり、よくも全員ホールアウトできたものだと感心してしまうほど。そんな状況が災いしてか、比較的スコアを伸ばしやすいとされる今大会で悪戦苦闘する選手が続出。93人中アンダーパーを記録したのは僅かに7人という数字が、いかに悪条件下でのプレーだったかを物語っている。

さて、これだけスコアに差が出るのだから、やはり選手によって天気に得意、不得意があるのだろう。そこで、アンダーパーで回った数人に雨天プレーの対策を聞いてみた。この日「69」をマークした韓国の丁允珠は、「飛距離が落ちるので、1番手大きなクラブを選んでいます」とのこと。また、土肥功留美古閑美保は「ドライバーのフェースが濡れていると滑るので、打つ前にフェースを拭いています」と口を揃える。聞けば、極めて基本的な対策だ。

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また、この日「71」をマークして8位に急浮上した井芹美保子は、具体的な対策ではなく「私は雨の音を聞くと集中力が高まるので、自分のペースでプレーできるんです」と、気分的な内容。確かに、雨の“ザー…”という地面を叩きつける音は周囲の雑音を断ち、集中力を高めてくれるというイメージはしやすい。これと同じことを、初日に単独首位に立った韓国のイ・ジヒョンも話していた。井芹からは、「フェースを拭いたり雑用が増えるけど、雨を楽しむつもりでプレーして下さい」とのアドバイスまで頂いた。

その他、「雨が降ればグリーンが重くなるので、パッティングがやさしくなる」という話も。なるほど、聞けば納得できる話ばかり。雨だからとマイナスイメージばかり抱かず、メリットを探してスコアを伸ばす材料として前向きにとらえる。フェースを拭く作業も含め、一般アマチュアにとっては大いに参考になるはずだ。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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