難しいコースを攻略するのが楽しい!女子大生ゴルファー青山加織
2007/04/13 00:00
ライフカードレディス初日、初優勝を目指す上田桃子(20)を2打差で追いかけるのは、同じ熊本出身の青山加織(21)だ。青山は中3で全国中学校ゴルフ選手権、高1で九州女子アマを制するなど、ジュニア時代から非凡な才能を発揮してきた。だが、他の選手が高校卒業後プロの道を目指すのに対し、青山は「まずは土台を作りたい」と大学進学を決意。飛距離やアイアンの精度など、「基礎的なもの」を向上させることに専念した。
現在は、応用情報学部情報マネジメント学科に通う現役の4年生。卒業に向けては、あと4つの単位と卒論を書くだけだ。もちろん卒論はゴルフ関連で書く予定。「ゴルフ場の統計とか・・まだ決めてないですけどね」。
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得意な科目は、英語と数学。特に数学の文章問題は、解けた時が楽しいので好きだという。それは、ゴルフのコースマネジメントにも繋がるようで、今日のラウンド中も「ずーっと攻略を考えていましたよ」と目を輝かせた。もしかして頭良いの?と聞いてみると、「えー、自分で言うんですか」と躊躇しつつ、「でも、ゴルフなんかであまり学校に行かなくても、行った時にまとめて聞くと、それで大体分かりますね」と答えてくれた。
去年のプロテストは2打足りずに不合格。同い年の宮里や横峯、同郷で年下の上田や有村など、刺激的なライバルは多く、「いつも、周りからハッパ掛けられています」と笑う。小学校6年の時から伸びてないという身長は154cmと小さいが、青山は優秀な頭脳を使って、ライバル達と戦っていく。
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka