テレビ中継の裏側に潜入!!「時間との戦いです!」
廣済堂レディスゴルフカップのテレビ中継を行っているのは、ゴルフ中継で国内ナンバー1の試合数を扱う「テレビ東京」だ。その中核となる放送センター(トーナメント会場内に設置)に潜入し、スタッフの作業風景を覗いてみた。
というのも、GDOでは今季から株式会社テレビ東京と合同会社(テレビ東京ゴルフダイジェスト・オンラインLLC合同会社)を設立し、webサイト「テレビ東京ゴルフオンライン」を展開している。すでにご存知の方もいるとは思うが、このサイトはテレビ東京が中継してきた過去の大会ハイライトや、オリジナルの選手インタビュー、選手のスイング動画なども見ることができる。その映像を編集しているのも、この放送センター内での作業となっている。
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プレハブで設営されたセンター内には、20台以上のモニターが並び、中継ホールとなる14番から18番までのカメラの映像がリアルタイムで流されている。センター内で作業するスタッフは総勢30名、それぞれが担当の仕事を行い、中継が近づくにつれ緊張感が高まる。外で撮影を担当するカメラスタッフを含めると130名を超える人数が携わっていることになる。
今大会のプロデューサーであるテレビ東京の松下圭児氏に、どんなことが一番大変かなど聞いてみた。「まずは時間ですね。今日みたいに変則的なスケジュールだと、まずは放送に間に合わせることが最重要ですので・・・」。前日の雨天サスペンデッドでこの日のスタート時間が大幅に変更した。したがって、予定していたスタート前の選手インタビューも撮影できないという状況だった。
「時間がないからと言ってクオリティを落とすことはできませんからね。録画放送ではありますが、生のような臨場感を出したいと思っています。視聴者の方々には、ゴルフというゲームとしての面白さも伝えたいですね。あと、今週のように女子の試合ならば、プレーの中でも女性らしさというのも紹介していきたいと思います」。
限られた時間内で、多くの素材からどの映像を使用し、どのように見せていくか。プロデューサーの手腕によるものが多いが、それを支えるスタッフのチームワークの良さも実感した。そして、「ゴルフをもっと面白くする!」をテーマに掲げた「テレビ東京ゴルフオンライン」では、早速、この日のハイライト映像も公開している。テレビとインターネットの融合で、自分の好きな時間に見たいシーンを視聴することが可能になった。
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