早くプロになって活躍して欲しい!
2007/06/07 00:00
今週、マンデートーナメントを突破して本戦出場を果たした櫻井有希(18)。今年、京都学園高校を卒業した櫻井は、4月からグランベール京都ゴルフ倶楽部で社員として働きながらプロテスト1位通過を目指している。
水曜日のプロアマ時、練習を終え、自らキャディバッグを抱えてクラブハウスに戻ってきた櫻井は「疲れたぁ」とぼそっと漏らした。確かに、前週は「リゾートトラストレディス」に推薦で出場し、決勝進出は逃したものの土曜日までプレー。その夜に自宅のある京都に帰宅し、日曜日は練習をして、翌月曜日は朝からマンデートーナメントに出場している。そして、今週は炎天下での4日間競技だ。聞けば、次週も推薦での出場を貰っており、3週連続でプロツアーを戦う予定だ。
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プロ選手にとって連戦は当たり前。こんな事で泣き言を言っている場合ではないが、プロの卵の櫻井にとっては、体力的にも精神的にもまだまだ成長が必要だ。
例えば、まだ免許を持っていない櫻井は、今現在教習所に通っているが、それも試合やトレーニングの兼ね合いで、なかなか思うようには進まない。そんな今週はコースまで父に車で送迎して貰っている。最初にゴルフの手ほどきを受けたのは父だったが、成長するにつれ“言い方がきつい”と反発するようになった。「それも、早く免許が取りたい理由なんです」。我々にとっては耳の痛い話だ。
大会初日、午後組の櫻井は厳しい暑さで顔を真っ赤に火照らせながら、2オーバー43位タイとまずまずのスタートを切った。ホールアウト後、この日不調だったショットを調整するため、練習場で一生懸命打ち込んだ。体力的には苦しいが、やるしかない。「明日、7アンダー位出したら、一緒に回れますかね」。目標とする不動とのラウンドをイメージして、櫻井はフフフと笑った。
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka