思わぬ災難で予選落ちとなった北田瑠衣
2008/05/17 19:16
先週のメジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」で今季ベストの7位に入り、今週は地元福岡での大会とあって、気合十分で臨んだ北田瑠衣。大会初日は、不動裕理、佐伯三貴と共に回る注目のペアリング。その北田に、思わぬ災難が降りかかった。
前半を1ボギーで折り返した北田は、11番グリーン上で自身のパターの異変に気がついた。パターのヘッドとシャフトの結合部分がぐらついて、構えるとヘッドがぐにゃっと傾いてしまうのだ。
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「ユーティリティを使うって事も考えたけど、練習でもやった事ないし…」という北田は、そのパターで騙し騙しプレーを続けたが、10番から15番まで3パット3回を含む6連続ボギーとし、16番ではついにダブルボギーを叩いてしまった。
たまりかねて、17番のティグラウンドで競技委員を呼び、「パターが破損したようなんですけど」と経緯を説明。競技委員の了承を得て、テーピングでヘッドを固定する応急処置を試みたが、それも改善には至らない。結局、そのまま最後までプレーを続け、初日を9オーバーでホールアウトした。
ゴルフ競技規則によれば、プレーヤーのクラブが通常のプレー中に損傷し、そのクラブがプレーに適さない場合には、プレーを不当に遅らせなければ、その損傷クラブを他のクラブと取り替えることも出来るが、「それも出来なかった…」と北田は言う。
2日目を別のパターでプレーした北田は、4バーディ4ボギーのイーブンパー。だが、2日間合計で通算9オーバーは、カットラインに4打届かず予選落ちとなってしまった。ゴルフの調子自体は悪くなかっただけに、今回は非常に残念な結果となってしまった北田。この悔しさは、次週以降に晴らすしかない。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka