レギュラーツアーに”おいでおいで”をする黄アルムと服部真夕

服部真夕の元に、仲の良い本多弥麗から「アルムっていう子が行くから、任せたよ」と連絡が来たのは数週間前。5月22、23日に行われたステップアップツアー「ジョイント・コーポレーションカップ」で優勝した黄（ファン）アルムは、先週の「リゾートトラストレディス」から、レギュラーツアー4試合の出場権を獲得した。

昨年のQTで知り合ったという本多と黄。中学生の頃から「独学で勉強しました」と流暢な日本語を操る黄とは、ステップアップツアーを共に戦う仲間でありライバルだ。

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今大会では2日目を終えて首位と1打差の2位タイと、見事なゴルフを見せている黄。「昨日は（18番でチップイン）イーグルが来たし、ラッキーだったんです」と謙遜するが、昨年のステップアップツアーでは2位に4回入るなど、確かな実力も兼ね備えている。

「（本多に）服部さんは韓国語がペラペラって聞いたのに…」と、ほとんど日本語で話す服部に黄は少々不満そうだが、先輩の言付けを守って服部は初対面の黄に積極的に話しかける。それでも、黄の日本語があまりに上手なので、コミュニケーションに不自由することはないようだ。

初日「79」で2日目は「67」と、一気に12打もスコアを縮めて予選通過を果たした服部と、2位タイで優勝争いに絡む黄。練習も陽気にこなす二人だが、やっぱり寂しいのはそこに本多がいないこと。昨日今日と行われたステップアップツアー第5戦の「ANAプリンセスカップ」に出場した本多だが、結果は63位タイに終わってしまった。

「今年は頑張って一緒にQTを通りましょう！」と呼びかける黄。共に20歳の後輩二人が、本多先輩のレギュラーツアー登場を待っています！（編集部：今岡涼太）