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古閑美保、大会前の一仕事

2008/10/23 20:01

今週行われる「マスターズGCレディス」で、大会3連覇を目指す古閑美保。今季ここまでの獲得賞金は8,100万円を超え、この試合で優勝すれば目標に掲げた1億円の大台に達する大事な試合だが、今週は古閑にとってもう一つ大事な仕事があった。

“ミーティング委員長”という肩書きを持つ今季の古閑は、選手達の要望や意見をまとめ、協会に正式に申し入れるという、責任ある役職を担っている。その選手達の集まりが、今週行われたのだ。

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委員長の古閑によると、会議は紛糾。選手達からは多くの不満が噴出したという。その議題の一つは、W杯や日韓対抗、3ツアーズ、それに年末に行われるLPGAクラブ懇親パーティファンへの出場義務化。正当な理由無く、出場を辞退した場合は、罰金100万円が課せられるというものだ。

つい先日、シーズン開幕前から終了後への日程変更が発表されたW杯だが、ミーティング委員長の立場として、古閑は、「義務はどうかと思う。国を代表して出たいという選手が代表して出るべきだと思う」と意見を述べた。

男子W杯の場合、出場者にはその年と、翌年から2年間のツアーシード権が与えられるが、女子には無い。さらに、協会から出場者には一人150万円の協力金も支給されるが、アフリカへの旅費を差し引けば、決して十分な額とは言えない。待遇改善の声も大きかったという。

女子W杯はまだ4回を行っただけの若い大会。これからより良い大会へ向けての改善は続いていくだろう。大会同様、日本の協会も対応を進めていかないといけない。ミーティング委員長の古閑も「(もし出場権が回ってきても)選手個人としては、出場するかどうか…」と、現時点では言葉を濁した。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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