樋口会長との直談判で、罰金撤回が実現!
2008/11/27 20:56
シーズン終了を間近に控え、ここ数試合女子プロ達の間で話題となっていたのは、女子プロゴルフ協会が定めた罰金に関する規定だ。それは、W杯、日韓対抗戦、3ツアーズ、そしてLPGAのファン感謝イベントに出場する権利(義務)のある人が、正当な理由なくそれを欠場する場合には、100万円の罰金を協会に払う必要がある、というものだ。
この罰金に、選手サイドは強く反発した。先週の大会中にも選手達がロッカールームに集まってミーティングを開いたが、昨日はついに協会への直談判を敢行。宮崎市内のホテルに集まった選手達は、樋口会長と1時間20分に及ぶ話し合いを行った。
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その際、議題となったのは12月14日に都内で行われるファン感謝イベントの出場義務について。もちろん、選手達もファンあっての自分たちということは分かっているが、協会の“罰金”という強権には抵抗した。樋口会長もこの意見を素直に聞き入れ、出られない選手がいる場合は選手側で代わりを見つけるなど責任を持ってやるなら、という条件の下で、罰金解除に合意した。
「イベントの中身の仕切りもやらせて欲しい」など、選手側から出た活発な意見には樋口会長も喜んだという。もともと協会側は選手たちを苦しめようとした規則ではない。プロたちが積極的に意見交換を求め、さらに、イベントの実施などに精力的に参加することで、女子プロゴルフ界がさらにパワーアップする方向へ進んだと言えるだろう。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka