チョ・ミンギュが逃げ切りでツアー初優勝!
2011年 関西オープンゴルフ選手権競技
期間:08/18〜08/21 場所:小野ゴルフ倶楽部(兵庫)
序盤に崩れたドンファン「痛いところだらけです」
国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の最終日を首位と4打差の3位タイで迎えた韓国のドンファンは、同じ韓国籍3人による最終組に加わった。在日韓国人の白佳和とは日本語で会話をし、来日5年目で日本語が得意ではないチョ・ミンギュとは韓国語で会話をしながらのラウンドとなった。
追いかける立場のドンファンとしては、攻めのゴルフでスコアを伸ばしたかったが、その気持ちが裏目に出てしまう。1番で4オン1パットのボギーをたたくと、3番も同じく4オン1パットのボギー。ティショットを左ラフに入れると、2打目はレイアップしても、3打目がグリーンをオーバーして急斜面の深いラフに捕まってしまった。
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さらに5番パー3はティショットがグリーン左奥のバンカーに捕まるが、ボールはバンカーの縁に近くスイングが難しい状況だった。何とかグリーンに乗せたがパーパットが決まらず、早々に優勝争いから脱落してしまった。
9番パー5のグリーンに向かう橋の上で「もう止めてもいいですか!?」とうなだれる。どこか痛いのか聞くと「もう頭でしょ。心でしょ。痛いところだらけですよ」と肩を落した。後半に向けて「んじゃ、3位狙いで行きます!」と気を取り直し、3つのバーディを奪ったドンファンだったが、15番でダブルボギーをたたき、再び意気消沈。
それでも16番パー5でこの日4つ目のバーディを奪い、単独5位でホールアウトした。「今日はミンギュの日でしたね。彼の優勝を祝福してあげます」と笑顔を見せるドンファン。これで3試合連続トップ5入りを果たす好調をキープ。「今年は復帰1年目なので、まずはシード権。できれば1勝はしたいです」と話すドンファンのツアー2勝目も遠くはないはずだ。(兵庫県小野市/本橋英治)