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2018年 ターキッシュエアラインズオープン
期間:11/01〜11/04 場所:レグナムカーヤゴルフ(トルコ)

世界1位復帰のローズがこだわった距離「38歳。まだうまくなれる」

◇欧州男子◇ターキッシュエアラインズオープン 最終日(4日)◇レグナムカーヤゴルフ (トルコ)◇7159yd(パー71)

ジャスティン・ローズ(イングランド)が8週で世界ランキング1位に返り咲いた。3打差を追った最終ラウンドを「68」でまとめ、通算17アンダーの首位で並んだ李昊桐(中国)とのプレーオフを制して大会を2連覇し、再びトップの座に君臨する。

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9月初旬、キャリアではじめてランクトップに躍り出たのは米国ツアー「BMW選手権」で惜敗の2位に終わった直後だった。その座はわずか2週でダスティン・ジョンソンブルックス・ケプカに譲り、迎えた今回の再チャンス。正規のラウンドでは首位に立った後、15番(パー5)でイーグルを奪った李に並ばれたが、プレーオフ1ホール目で相手を退けた。2パットパーとした直後に、李がまさかの3パットボギー。タイトルが転がり込んだ。

「(BMW選手権では)プレーオフで負けて世界ランク1位になったり、(9月の米ツアー「ツアー選手権」で)4位になってフェデックスカップの年間王者になった。僕はとにかく試合で勝ちたくて仕方なかったから、きょうは本当に良かった」

2013年に「全米オープン」でメジャー初制覇。アマチュア時に世代を代表したが、当時の期待値と比べればプロでは遅咲きと言える。改めて世界一を目指し、ローズは弱点を具体的に洗い出したという。3フィート(0.91m)から8フィート(2.43m)のショートパットの向上を目指した。米ツアーでの詳細スタッツを見比べると、2016-17シーズンに全体188位(60.77%)だった「4フィートから8フィートのパット成功率」は、年間王者になった17-18シーズンに4位(77.72%)まで向上した。この日の最後の局面は、李が1.2mのパーパットを外したことで決着した。

「面白いことに僕はまだうまくなれる、やるべきことがあると感じているんだ。オフに課題をこなして、うまくなることも楽しみ。38歳でもまだ目標達成のために改善すべきことがある」。ローズは現在の世界ランクトップ20の中でタイガー・ウッズバッバ・ワトソンに次ぐ年長者。今のところ、老いて枯れるつもりはない。(トルコ・アンタルヤ/桂川洋一)

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