「グレートノースオープン」優勝:タニクリフ涙の記者会見
欧州ツアー「グレートノースオープン」最終日
プロ転向13年のベテラン、マイルズ・タニクリフは来週の日曜日に34歳になる。しかし、この13年間に優勝のないタニクリスは、今季から下部組織のチャレンジツアーに後退。厳しい選手生活を強いられている。さらにここ最近は癌と闘う母の看病のためにトーナメントから遠ざかっていた。その母親が残念ながら2週間前の他界。最後に残した言葉が「優勝して」という母の願いだった。最終日を迎えて首位タイで迎えたタニクリフ。母の願いを叶えることができるのだろうか?
そのタニクリフは出だしから好調。すぐさま2位以下に1打差のリーダーとなると、5番パー4でグリーンエッジからのチップインバーディを決めて、7アンダー。さらに8番でもグリーンサイドから、上りのチップインバーディを決める。9番でボギーを叩くものの、11番ではグリーンサイドバンカーからのショットをカップ1メートル内に寄せて、バーディ。さらに7メートルのバーディパットを15番でも決めて、9アンダー。2位以下に4打差の完全な独走態勢。16番では難しいグリーンエッジからのパーセーブを難なくこなし、最終18番でも1.5メートルと短いながら、際どいラインを読みきりパーセーブ。タニクリフの69以外、誰も60台を出すことの出来なかった。厳しいコースセッティングの中、ミラクルショット連発のラウンドをし、母の願いを叶える初優勝を奪いとった。
◇最終結果
1位(-9):マイルズ・タニクリフ(69)
2位(-5):セブン・ソトルーバー(73)
3位(-4):ブラッドリー・ドレッジ(70)
3位(-4):マルコム・マッケンジー(71)
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