最終日、良き友人同士でなぜか同じような格好でプレーしたイアン・ポールターとジャスティン・ローズが終始競り合い、激戦を繰り広げた。好調なスタートで、7番までに3打稼いだポールターは8番でもカラーからバーディを決め、2位以下に2打差の貯金。しかしローズも11番で5メートル弱のバーディを決め1打差に戻す。
12番でポールターがナイスアプローチのバーディを決めれば、ローズも執念で4メートル弱のパットを沈め、ポールターを放さない。一方、ポールターは次の13番で7メートル弱のパーパットを残してしまい痛いボギー。ついに2人が並ぶ。さらに14番、ポールターはグリーンサイド・バンカーに入れてしまい、ピンチ。しかしバンカーショットはそのままカップインのミラクルショットに変わり、反対にローズにプレッシャーをかける形になる。しかしそんなプレッシャーをまるで感じていないようにローズも4メートル弱のバーディパットを沈め、両者タイのまま。15番は両者パー。均衡を破ったのは16番でのポールターのボギー。結果、1打差のまま迎えた18番でポールターにプレーオフをかけたバーディチャンスが訪れるが、虚しくもパットはカップの右側を通過。21歳のジャステイン・ローズが今季2勝目、さらに大会史上最年少の優勝者に輝いた。

◇最終結果
1位 －19：ジャスティン・ローズ
2位 －18：イアン・ポールター
3位 －15：フィリップ・プライス
4位 －14：コリン・モンゴメリー

◇注目の選手
11位 －10：パドレイグ・ハリントン
45位 －5：リー・ウェストウッド
76位 0：ダレン・クラーク