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2019年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/16〜05/19 ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)

専門家が見るタイガー・ウッズによるメジャー2連勝の可能性

今季2戦目のメジャーを前に、我々はゴルフデータ分析の第一人者である「15thクラブ」のジャスティン・レイに「全米プロゴルフ選手権」の展望と、なぜ彼がタイガー・ウッズを優勝候補の一人に推すのか聞いてみた。

なぜベスページではアイアンプレーが鍵を握るのか

今年の「全米プロゴルフ選手権」開催コースであるベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)において、過去に開催された大きな大会を制覇した4人の選手は、いずれも卓越したアイアンショットで栄冠を勝ち取った。

ウッズとルーカス・グローバーは、それぞれ2002年と2009年に「全米オープン」を制覇した。一方、ニック・ワトニーパトリック・リードは、それぞれ2012年と2016年にベスページで開催されたPGAツアーの大会で優勝した。優勝した4人全員がアイアンプレーで成功をつかみ、なかでもウッズとグローバーはともにパーオン率でフィールドのトップに立って優勝につなげた。

ワトニーはアプローチ(グリーンを狙ったショット)のストローク・ゲインドでトップに立ち、パーオン率で2位、そしてグリーンを狙ったショットの精度で3位に入った。通常、アイアンプレーではデータ的に秀でた選手ではないリードは、その週のアプローチのストローク・ゲインドで6位に入っている。

ラフがどれだけの罰を科すかは興味深いところである。リードが2016年に優勝したとき、1週間を通じたフェアウェイキープ率は56パーセントに満たなかった。しかし、コース設定がメジャー仕様となった2002年と2009年は、優勝したウッズとグローバーのフェアウェイキープ率が70パーセントを超えた。今回はおそらくこの中間あたりになるのではないかと予想する。ここ10年の「全米プロゴルフ選手権」王者によるフェアウェイキープ率は65パーセントほどとなっている。

タイガーの可能性を査定

12カ月前、ゴルフファンはタイガーが痛みを感じることなく72ホールを終えることを願っていた。この短期間の間に変化した期待値について鑑みると、これだけ世界が変わったというのは驚くべきことだ。

それはそれとして、彼は世界のトップ10に入っている選手であり、過去にこのコースで成功を収めており、出場した直近の8大会で2勝を挙げているのである。それに、彼の「マスターズ」制覇は何も降って湧いた話ではなく、ウッズは直近のメジャー3大会を通算32アンダーでラウンドしており、これはその期間における最少通算スコアなのだ。

5月初旬の時点で、タイガーはPGAツアーのパーオン率でトップに立った。過去にも2度、2002年と2008年に同スタッツで首位に立ったが、彼はその両年でその後メジャー2勝目を挙げている。これは2002年にベスページで優勝した際、出場選手中トップに立ったスタッツでもある。

タイガーに関していうと、「マスターズ」以降、大会に出場していないというのは懸念材料にはならない。これは彼にとって直近の試合が「マスターズ」だった7度目のメジャーとなる。これまで同様の状況で、1999年の「全米プロゴルフ選手権」、そして2008年の「全米オープン」とメジャー2勝を果たしている。

同一シーズンにメジャー複数回優勝を果たした最年長選手は、1998年に41歳で「マスターズ」と「全英オープン」を制覇したマーク・オメーラである。しかし、知っての通り、43歳のタイガーがこの記録を塗り替えたとしても何ら不思議はない。

今週末、彼が優勝争いの一角に食い込んでいなかったとしたら、驚きである。

ブルックスの驚異的なメジャー連続好記録

今後しばらくの間、誰もがメジャーの直前優勝予想リストにブルックス・ケプカの名を書き入れることになるだろう。

2017年初頭以降、ケプカはメジャーでのフィールドに対するストローク・ゲインドを2.87としているが、これは全選手を0.5打以上、上回る数字となっている(この期間、このスタッツで2位に入っているリッキー・ファウラーのストローク・ゲインドは2.36)。

2016年の「全米プロゴルフ選手権」以降、ブルックスはメジャーでの通算スコアを55アンダーとしており、これは2位に15打差をつけるスコアとなっている。

ケプカは出場した直近のメジャー9大会すべてで予選を通過して3勝を挙げており、その間の平均ストロークは69.5を上回っている。過去60年間で見ると、メジャー9大会連続でこの好成績を記録したのは、ケプカとウッズのみである。

過小評価される世界ナンバーワン

世界ナンバーワンの選手であれば、目立たない存在でいるのは難しいことだが、ダスティン・ジョンソンは現在そのような状況になっているようだ。

ジョンソンは現在、PGAツアーにおけるパッティングのストローク・ゲインドでトップ5位に入っているが、キャリアを通してこのスタッツで上位に入ったのは初めてのことである。

これはおそるべき事実である。ジョンソンがパットの名手となれば、地球上の全ての大会で勝ち切れるだろう。

パトリック・カントレーもまた、今週は興味深い選手の一人だ。今季、ラウンド毎のトータルのストローク・ゲインドでトップ10に入っており、出場した直近のストロークプレーの10大会中8大会でトップ15入りを果たしている。また、最近のメジャーでもそれなりの成績を残しており、直近のメジャー3大会では12位、27位、そして9位に入っている。

そろそろ世界トップ50圏外の選手がメジャー制覇を果たす番か

男子ゴルフには予想外のメジャー王者誕生の気運が感じられる。メジャーでは29大会連続して、世界トップ50以内にランクされる選手が制覇しているが、これは1986年に公式世界ゴルフランキングができて以来、最長となっている。最後にトップ50圏外の選手がメジャー制覇を果たしたのは、キーガン・ブラッドリーが「全米プロゴルフ選手権」を制覇した2011年のことである。

とはいえ、ここ7年の「全米プロゴルフ選手権」王者は、いずれもワナメーカートロフィーを掲げる前に世界の主要ツアーで複数回優勝していた。

実際のところ、ここ9回の「全米プロゴルフ選手権」のうち6回は当時の世界ナンバーワン、元世界ナンバーワン、あるいはその後世界ナンバーワンになる選手(ロリー・マキロイ2勝、ケプカ、ジャスティン・トーマスジェイソン・デイ、そしてマルティン・カイマー)が優勝している。

優勝候補から外せない欧州勢

ジョン・ラームは出場した直近のメジャー2大会の成績を4位タイと9位タイとしており、今週も同様の成績を収める予兆といえるだろう。その間、通算スコアを21アンダーとしているが、これは同期間の通算スコアでタイガーとケプカに次ぐ3位の数字であり、上2人はそれぞれの大会で優勝している。

また、15thクラブのパフォーマンス指標によると、ラームは世界で最も過小評価されている選手の一人でもある。

フランチェスコ・モリナリを優勝予想から外すのも賢明とは言い難い。

彼は直近のメジャー3大会でのボギー数の1ラウンド平均を1.5としているが、これは全体で最小の数字である。また、メジャーここ6大会でトップ5入り4回というのも、見逃すことのできない連続的な記録である。

文責: 15thクラブ コンテンツ責任者 ジャスティン・レイ

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