石川遼は課題のアイアンに手ごたえ 1Wでパー4をワンオンも
2019年 メイバンク選手権
期間:03/21〜03/24 場所:サウジャナG&CC(マレーシア)
欧亜ツアー共催 マレーシアで注目の3人
今週の欧州ツアーは「メイバンク選手権」の開催されるマレーシアへと移動する。マレーシアのファンの前で、2018年「ライダーカップ」で勝利した欧州代表キャプテンのトーマス・ビヨーン、そして2020年大会で欧州代表キャプテンとして米国へ乗り込むパドレイグ・ハリントンにより「ライダーカップ」のトロフィーがお披露目される今週の大会で注目すべきは、次の3選手である。
本命 カート・キタヤマ
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Qスクールから2019年シーズンの出場権を得た米国のカート・キタヤマは、早くも複数回勝利を挙げるなど、今季のヨーロピアンツアーで台風の目となっている。
12月に始まったヨーロピアンツアーで出場わずか3戦目だった「アフラシアバンクモーリシャスオープン」を制覇したラスベガス出身の26歳。出場11大会目の「オマーンオープン」で2勝目を飾り、この他にも「南アフリカオープン」と「コマーシャルバンクカタールマスターズ」でトップ20入りを果たして現在2019年「レース・トゥ・ドバイ」で7位につけている。キタヤマは平均飛距離で21位、パーオン時のショット精度で30位につけており、これはパー72のサウジャナG&CCを攻略する上で大きな武器となるだろう。
対抗 グイド・ミグリオッティ
22歳のミグリオッティは先週の「マジカルケニアオープン」を制覇し、ヨーロピアンツアー出場わずか14戦目でツアー初勝利を挙げた。これまでヨーロピアンツアーで一度もトップ10入りがなかったこと、そして同胞のイタリア人選手で昨年同大会を制覇したロレンツォ・ガッリからアイアンを2本借りなければならなかったことを考えると、先週の勝利は素晴らしいとしか表現できない。
ティからグリーンのストローク・ゲインドを1.532とするミグリオッティは、現在ヨーロピアンツアーのこのスタッツで27位にランクインしている。7000ydを超える今週のサウジャナG&CCでもこのパフォーマンスを維持することができれば、再び優勝争いに絡んでくるだろう。
2016年の「ライダーカップ」で一躍スター選手となったピータースは、同年以来、ヨーロピアンツアーでの勝利数が3勝から変わっていないとは言え、ここ最近は安定した成績を残している。ピータースは出場した直近のヨーロピアンツアー9大会中8大会でトップ30入りを果たしており、その間の最高位は優勝したキタヤマと2打差で終えた「オマーンオープン」での6位タイとなっている。
ベルギーのピータースは、マレーシアで大きな武器となる飛距離という強みを持っており、最近の好調を4日間持続させることができれば、久々の優勝へ向けダークホース的な存在となるだろう。