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45歳のウェストウッド サンシティで涙の復活優勝

最終日に圧巻の「64」をマークした45歳のリー・ウェストウッドが「ネッドバンクゴルフチャレンジ」を制覇し、シーズン8試合が組まれた高額賞金大会の「ロレックスシリーズ」初優勝を果たした。

首位のセルヒオ・ガルシアと3打差でゲーリー・プレーヤーCCでの最終日を迎えたイングランドのウェストウッドだったが、2番でイーグルを奪ってリーダーボードのトップに躍り出たことで、優勝争いを地元のルイ・ウーストハイゼンを含む三つ巴の展開とした。

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ヘビー級トリオによるパンチの応酬は、今季最も白熱した戦いとなり、最後は上がり8ホールで5つのバーディを奪ったかつての世界ナンバーワンであるウェストウッドが通算15アンダーとして、メジャー王者である2人のライバルを退けた。

最終日を「70」としたスペインのガルシアは通算12アンダーの2位とし、「69」をマークしたウーストハイゼンはその1打後方の3位で大会を終えた。

4位には通算8アンダーとしたイングランドのロス・フィッシャーが入り、5位タイには同じくイングランドのマット・ウォレスと中国の李昊桐が続いた。

李は年間ポイント争い「レース・トゥ・ドバイ」制覇の望みをつなぐ上で優勝が必須だったが、このサンシティでの結果により、来週の「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」で欧州ナンバーワンの栄冠に輝くことができるのはフランチェスコ・モリナリトミー・フリートウッドの2人にしぼられた。

ウェストウッドは過去にゲーリー・プレーヤーCCで開催された大会では、2000年にサンシャインツアーの「ディメンションデータプロアマ」を制しているほか、2010年と2011年にはまだ欧州ツアースケジュールに組み込まれる前のこの大会を制覇しており、同コースでは今回で4度目の勝利となった。

2014年の「メイバンクマレーシアオープン」以来の優勝を果たし、欧州ツアー通算24勝目、そして全世界での45勝目を挙げた45歳は、涙をこらえながら勝利後のインタビューに応じた。

「正直、ちょっと感情的になっている」とウェストウッド。「また勝利できるかどうかは分からないものだったから」。

「今の今まで、僕は1日中、感情をコントロールできているように感じていたけれど、これこそ僕が懸命に取り組んできたことだった。とにかくフェアウェイをヒットして自分のゲームプランを守り、正しい場所に打つようにしていた」。

「自分のスイングを変えるプロセスを経て、より良いショットが打てるようになり始めた。17番で打った7番アイアンのショットは、僕がこれまでで打ったなかで最高のショットの一つだったと思う」。

1番でバンカーに捕まったガルシアがボギーを叩いたのに対し、ウェストウッドは2打目を見事ピン奥1.2mにつけたパー5の2番でイーグルを奪って首位タイに浮上した。

パットが好調だったウーストハイゼンは、3番と5番でロングパットを沈めて首位に浮上すると、その後、ガルシアが2打目をカップイン寸前とした6番でバーディを奪って首位に並んだ。

2010年の「全英オープン」王者は、7番で6mのバーディパットを沈めて一歩抜け出すも、続く8番では2.4mにつけたウェストウッドがバーディを奪ったのに対し、ウーストハイゼンは3パットのボギーを叩き、3人が首位タイで並ぶ展開となった。

その後、ウーストハイゼンはパー5の9番でバーディを奪って再度抜け出すも、ガルシアとウェストウッドはそれぞれ10番と11番でバーディを奪って応戦し、三つ巴のレースを継続させた。

ウーストハイゼンはガルシアと同じく10番でバーディを奪い、11番では9mのバーディパットをねじ込んで2打差の首位に躍り出るも、ウェストウッドは13番でフリンジからのバーディパットを沈め、ガルシアは惜しくもホールインワンを逃した12番でバーディを奪って追いすがった。

ウーストハイゼンが12番でボギーを叩いたことで再び首位は3人となり、直後の13番でウーストハイゼンがバーディを奪い、パー5の14番でウェストウッドがフリンジからホールインしたことで、この二人が通算13アンダーで並ぶ展開となった。

ウーストハイゼンは2オンに成功した14番でバーディを奪うも、ウェストウッドが16番で5.4mのバーディパットを沈め、ウーストハイゼンが15番でファーストカットから3パットしたことで、ウェストウッドが単独首位に躍り出た。

終盤に入り、ウェストウッドが17番で2打目を3.6mにつけてリードを2打差に広げたのに対し、ウーストハイゼンは大きく左へ曲げた18番でダブルボギーを叩き、ガルシアは上がり6ホールを全てパーとした。

2日目の上がり4ホールで8ストローク落としたフィッシャーはこの日「70」とした。一方、李は「65」、ウォレスは「67」をマークした。

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