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2018年 ベルギーノックアウト
期間:05/17〜05/20 場所:リンクフェンインターナショナルGC(ベルギー)

「ベルギーノックアウト」で知っておくべき5つのこと

今週は「レース・トゥ・ドバイ」の新機軸、ストロークプレー方式で1対1の勝ち抜き戦が行われる「ベルギーノックアウト」が開催され、ファンや選手たちはエリートレベルの競技ゴルフに対するこれまでとは違った楽しみ方を味わうこととなる。アントワープのリンクベンインターナショナルGCで開催される「ベルギーノックアウト」について知っておくべき5つの事柄は次の通り。

大会方式

最初の2日間は従来通り、フィールドの全選手がストロークプレー方式で36ホールをプレーした後に予選カットが行われ、上位64選手が週末の決勝へと進出する。64位タイで複数の選手が並んだ場合は、金曜の夕刻にサドンデス方式のプレーオフを行い、週末に駒を進める選手を決定する。

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土曜からは決勝に進出した64選手によるノックアウト方式のマッチが行われ、選手たちはプレッシャーに晒されることとなる。選手たちは順位に応じ、何でも起こり得る勝ち抜き戦方式の対戦が組まれることになる。

各ノックアウトマッチは9ホールのストロークプレーで行われるため、たとえリードしたとしても気は抜けず、全てのマッチは9番ホールまでのプレーとなる。9ホールで決着しない場合は、サドンデス方式のプレーオフで勝者を決定する。

土曜は決勝トーナメント3回戦まで行われ、勝ち抜いた8人が日曜へと駒を進める。日曜には勝ち上がった8人が引き続きノックアウト方式で1対1の対戦を行い、最後に勝ち残った2人が「ベルギーノックアウト」初代王者の座を懸けて決勝戦で対戦する。

再訪

「ベルギーノックアウト」により、ヨーロピアンツアーは18年振りにベルギー再訪を果たす。2000年に開催された「ベルギーオープン」では、最終日に「65」をマークしたリー・ウェストウッドが4打差で優勝し、ヨーロピアンツアー14勝目を挙げた。これはウェストウッドによる2度目の「ベルギーオープン」制覇だったのだが、興味深いことに、ウェストウッドは大会初優勝を遂げた際、将来行われる「ベルギーノックアウト」を予見するかのように、サドンデス方式のプレーオフでフレディ・ヤコブセンを退けてタイトルを手にした。

かつての大会方式が新機軸として復活

空白の18年間があったとはいえ、ベルギーは世界クラスのゴルフトーナメントを開催してきた豊かな歴史を持っている。実のところ、108年前の1910年にロイヤルGCオブ・ベルギーで開催された第1回「ベルギーオープン」は、36ホールの大会だった。同大会は1928年に72ホールのストロークプレーとなり、1978年に初めてヨーロピアンツアー国際スケジュールに組み込まれた。

著名な過去の王者たち

2勝のリー・ウェストウッドに加え、ベルギーでは長い歴史の中で何人かの有名どころが栄冠に輝いてきた。1924年には米国のレジェンド、ウォルター・ヘーゲンが大会を制覇しており、1930年、34年、そして38年にはサー・ヘンリー・コットンが優勝しているほか、1992年にはミゲル・アンヘル・ヒメネスが大会を制覇し、1988年のホセ・マリア・オラサバル、1993年のダレン・クラーク、そして1994年のサー・ニック・ファルドと、3人の「ライダーカップ」キャプテンも大会制覇を遂げている。

この革新的なトーナメントの大会ホストは、「ライダーカップ」のスター選手にして地元ベルギー出身のトーマス・ピータースが務め、更に彼の家族が経営するピータースプロダクションズが大会の運営とプロモーションを行う。2016年の「ライダーカップ」で欧州代表に4ポイントをもたらしたピータースは、同じく「ライダーカップ」出場選手であるニコラス・コルサーツ、そしてヨーロピアンチャレンジツアー王者で現在はヨーロピアンツアーのフルメンバーであるトーマス・デトリーと並ぶ、ベルギーゴルフにおける才能の開花を代表する選手である。

「エキサイティングな大会になると思う」とピータース。ヨーロピアンツアーで3勝を挙げ、リオ五輪で4位に入った彼は、更に「僕らは革新的な新しい方式を目の当たりにすることになり、これは現地で観戦するギャラリーにも、自宅でテレビ観戦するファンにも、興奮に満ちた経験になるだろう」と述べた。

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