ダニー・ウィレット BBC年間最優秀スポーツ選手賞の候補に
2016/12/16 10:30
「マスターズ」王者のダニー・ウィレットが英国で最も名誉あるスポーツ大賞であるBBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー(BBC年間最優秀スポーツ選手賞)の16人の候補者に選出され、ゴルファーとしては1989年に同賞を受賞したニック・ファルド以来の快挙を狙うこととなった。
ウィレットは今年4月、オーガスタの最終日で見事「67」をマークし、3打差で優勝を遂げ、欧州選手としては17年振りの「マスターズ」制覇を果たした。受賞者は12月18日の日曜夜に閉め切られる一般投票により決定し、ファンは電話、あるいはBBCのウェブサイトより投票を行うことができる。
<< 下に続く >>
ウィレットは候補に挙がったことについて、「スポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーの候補になったことをとても光栄に感じているし、日曜にバーミンガムへ行くのをとても楽しみにしている。僕は候補に挙がった16人のうちの一人だけど、それ以外にも功績を残しながらこの賞の候補に挙がらなかった人々が50人、60人といると思う。日曜の夜にそれぞれ他の分野で活躍するアスリートたちが一堂に会するのはすばらしいことだし、良い経験になると思うよ」と述べた。
「2016年は人生のどの部分をとっても、僕にとって信じられないくらいすばらしいものだった。ゴルフの調子はすばらしかったし、『マスターズ』で勝って、ドバイで勝って、『レース・トゥ・ドバイ』で2位に入り、その上、息子も誕生したんだからね。本当に素敵な1年だったよ」。「オーガスタから8カ月というのは信じられない気がするけれど、自分の人生に何が起こったのかを振り返り、それを内省し、認識するだけの時間はあったね。今は自分の生活は少し落ち着いてきた。これから家族とクリスマス休暇を過ごし、その上で新年はまたゴルフを元の調子に戻し、良いプレーをするのを楽しみにしているよ」。
候補者にはウィンブルドン王者のアンディ・マレーを含む13人の2016年リオデジャネイロオリンピック及びパラリンピックのメダリストが含まれ、今回の候補者で五輪及びパラリンピックの金メダリストでないのは、サッカー選手のギャレス・ベイルとジェイミー・バーディ、そしてウィレットの3人のみである。
「マスターズ」制覇に加え、「ドバイデザートクラシック」も制したウィレットは、2年連続で「レース・トゥ・ドバイ」で2位に入り、リオ五輪でもプレーしたほか、9月にはヘイゼルティンでの「ライダーカップ」デビューを果たしている。これまでスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞したゴルファーは1957年のダイ・リースと1989年のファルドの2人だけ。最近では2年前にロリー・マキロイがルイス・ハミルトンに次ぐ2位に入り、惜しくも受賞を逃している。