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2016年 スペインオープン
期間:04/14〜04/17 場所:レアル・クラブ・バルデラマ(スペイン)

ソレン・ケルドセンと巡るバルデラマ

レアルクラブバルデラマに一歩足を踏み入れると、必ずここは普通のゴルフコースではないという認識を新たにする。アンダルシアの深部、そして海岸からわずか5キロのところにあるソトグランデに佇むこの名門コースは、その42年間の歴史のなかで1997年の「ライダーカップ」など、20に及ぶ国際大会の舞台となってきた。

高名なコース設計家のロバート・トレント・ジョーンズ・シニアが設計し、1974年に開場したこのゴルフクラブは、元々「鳥」という意味の“ラス・アベス”の名で知られていた。しかし、その後、コースは1985年にハイメ・オルティス・パティーニョの手により、バルデラマとして近代的なコースの仲間入りを果たした。この全長6991ヤード、パー71のコースは、最初のクラブプロとして伝説のヘンリー・コットンを迎えたことで知られる。

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また、バルデラマは風光明媚なこの土地の野生生物に安全な環境を提供した功績が1997年に正式に認知された。これにより、今大会のトーナメントホストであるセルヒオ・ガルシアをして最もお気に入りと言わしめたこのコースは、名高いレイアウトと美しい景観とで人々を魅了している。

今週、バルデラマは初めて104年の歴史を誇る「スペインオープン」を開催する。とは言え、オープニングホールへ向かうにあたり、このコースを熟知するベテランのソレン・ケルドセンは、初回ならではの緊張感とは無縁のプレーができるであろう。

デンマークのベテランはバルデラマで輝かしい成績を残しており、2008年の「ボルボマスターズ」制したほか、前年の同大会でも2位タイに入っており、2010年の「アンダルシアマスターズ」でも2位タイに入っている。今年のケルドセンは「マスターズ」で7位タイに入った見事な1週間を経てソトグランデにやって来た。

しかしながら、ケルドセンにはオーガスタでの成功による驕りはなさそうだ。

「自信ということになるとちょっと違うけれど、期待値ということに関して言えば、先週の鍵は、何も期待をせずに臨んだことだと思う」と40歳のケルドセン。

「先週のことについて言えば、期待値が欠落していたが故に、自由な感じがしたんだ。何かに期待するよう駆り立てられるものだけど、それと格闘するよう努め、自分のゴルフを愛し続けるようにしたんだよ」。

■コースについて

「大会をとても楽しみにしているよ。最近セルヒオと一緒にプレーしたんだけど、彼はバルデラマで『スペインオープン』を開催するのはすばらしいことだって言っていたよ」。

「あそこを再訪するのは、僕のお気に入りの場所でもあるし、あそこでプレーすべきゴルフのことを考えると、正に夢が現実になったと言えるくらいなんだ。風が強くなるので、ストレートにキープしなくてはならないし、とにかくプレーするのが楽しいんだよ」。

「木立の並び方はすごく変わっているんだ。フェアウェイからでも木々がせり出しているところがあるので、本当に独特だね」。

■芝質は

「芝の質は他では見られないほど高いね」。

「オーガスタでさえバルデラマの芝には敵わないよ。フリンジがとてもタイトに刈り揃えられているね。ここのは普通のグリーンよりもタイトだから、コースの有り様や景観がとても美しいんだ」。

■思い出

「優勝したときの一番の思い出は、最終ラウンドの12番ホールで5番アイアンで打った恐らく人生最高のショットだね」。

「あのショットは覚えているし、あの時は僕の家族、子供たち、それに兄妹たちもいたんだ。これ以上ない台本だよね。あれはシーズン最終戦で、家族がいたし、優勝したとき一番上の息子が駆け寄ってきたんだ。お伽噺みたいだったね。信じられないくらいすばらしかったよ」。

■鍵となるホール

7番ホール ? エル・ミラドール
「7番は本当にタフなホールだね。長いパー4で、通常は横風が吹いているんだ。その上、グリーンは小さく傾斜がきつい。ロングアイアンでグリーンを狙ったのを覚えているよ。コースで最もタフなホールと言っても良いかもしれないね」。

15番ホール ? エル・プエルト
「次は15番だ。やり甲斐のある長いパー3で、グリーンは傾斜がきついんだ。ピンが奥に切られていると、(ティショットは)レスキュークラブ、あるいは3番アイアンなんていう場合もある。繰り返しになるけれど、本当にやり甲斐のあるホールだね」。

18番ホール ? カサ・クラブ
「そして最後は18番。ここは大きなドッグレッグで最高のホールなんだ。(ティショットは)ドライバーで打てるけれど、完璧にピンポイントでラインを出さなければならないね。そうでないと、恐らく2打目はグリーンを狙えなくなるんだよ」。

「僕は通常、あそこでは3Wでティショットを打って、長めの距離を残し、2打目は大体5番か6番アイアンで打っているね。(2打目に距離は残るけれど)3Wだと比較的ランディングエリアが広くなるんだ」。

■お気に入りのホール

「このコースで一番気に入っているホールは18番ということになるかな。攻撃的にも行けるし、3Wで行って長い2打目を残すこともできるというところが好きなんだ。ドライバーが良ければ、次のショットはウェッジか9番アイアンで狙えるからね。最終ホールはショットが選べるこういうホールあって欲しいよね」。

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