「ユーラシアカップ」アジア代表に片山晋呉が選出
来月開催の「ユーラシアカップ」で欧州代表チームと対戦するアジア代表チームを率いるジーブ・ミルカ・シン(インド)が12人の代表メンバーを発表し、アジアンツアーの新王者であるインドのアニルバン・ラヒリ、日本の片山晋呉、そしてタイのエース、トンチャイ・ジェイディーらが顔を揃えることが明らかになった。
ラヒリ、ジェイディー、インドのS.S.Pチョウラシア、そしてマレーシアのダニー・チアは、アジアンツアーの年間ランキング上位4人に入ったことで代表チーム入りを果たした。
一方、タイのキラデク・アフィバーンラト、片山、そしてキム・キョンテとアン・ビョンフンの韓国コンビは公式世界ゴルフランキングからの選出となった。
またインド出身のシンはキャプテンズピックとして、マレーシアのニコラス・ファン、中国の呉阿順、タイのベテラン、プラヤド・マークセン、そして韓国のワン・ジュンフンの4人を選出し、2016年1月15日から17日にかけてグレンマリーG&CCでダレン・クラーク(北アイルランド)率いる欧州代表と対戦するチームのメンバーを確定させた。
「有名選手からアジアゴルフ界の新星まで、すばらしい融合となった現在調子の良い選手たちで構成される私のチームを発表できて嬉しく思っている」とキャプテンのシンはグレンマリーで開かれた15日の会見で述べた。
「トンチャイ、キラデク、アン、そして晋呉の4人が公式世界ゴルフランキングのトップ60に入っていることがアジア代表のチーム力を物語っており、またアジアのゴルフの力を示す見事な物差しとなっている」とシン。
「2014年はスリリングな10対10の引き分けとなったが、今回は欧州代表を倒すべく、とても力強いチームを組むことができたと思っている。『ユーラシアカップ』を制覇することが、来月、我々のミッションとなる」。
東版「ライダーカップ」とも言える「ユーラシアカップ」において、シンは既に実績のあるアジアのチャンピオンたちにポイントの稼ぎ頭として期待している。アジア代表チームのメンバーの勝利数を総合すると、実に92勝を数えるのである。
アジアナンバーワンに輝いたラヒリは今年2勝を挙げており、キラデク、プラヤド、そしてキムも過去12カ月で複数回の優勝を果たしている。欧州でも優勝経験を持つトンチャイは、アジアの年間王者に3度輝いた唯一の選手であり、片山、呉、そして欧州ツアーの新人王に輝いたアンもそれぞれ今年は勝利を挙げている。
「私のチームの多くの選手たちは今年、世界中で勝利を挙げており、世界最高峰の選手たちと対戦することに自信を持ち、また渇望している」とシン。彼自身もアジアンツアーで2度年間王者となり、日本と欧州で複数回優勝した経験を持っている。
「また、同様に、私はチームに色々なクオリティをもたらしてくれるキャプテンズピックの4人の選出にも胸を躍らせている。ニコラスはここ数カ月、アジアンツアーで優勝争いに絡んでおり、地元のスターである彼は私のチームの価値を高めてくれると信じている」。
「ワンはエキサイティングな若手ゴルファーの一人であり、アジアンツアーの年間ランキングでは順位1つの差で代表入りを逃していたので、キャプテンズピックとして相応しいと思った。そして、プラヤドはアジア、日本と今季2勝を挙げることで引き続き歳に負けない力を発揮し、呉は今年、地元開催のヨーロピアンツアーで勝つことで自身の価値を示した」。
「ユーラシアカップ」は全24試合からなり、初日にフォアボール6試合、2日目にフォアサム6試合、そして最終日にシングルス12試合が行われる。
勝利チームには賞金として360万米ドルが贈られ、敗戦チームは120万米ドルを手にすることになる。
既に発表されている欧州代表チームには、ダニー・ウィレット、ロス・フィッシャー、ビクトル・デュビッソン、クリス・ウッド、アンディ・サリバン、マシュー・フィッツパトリック、シェーン・ローリー、ベルント・ウィスベルガー、ソレン・ケルドセン、クリストファー・ブロバーグ、イアン・ポールター、そしてリー・ウェストウッドが選出されている。